二級ボイラー技士の過去問
令和5年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問2

この文章は正しいです。水管ボイラーは、水の流動方式に基づいて自然循環式、強制循環式、および貫流式に分類されます。

この文章は正しいです。強制循環式水管ボイラーでは、循環ポンプを使ってボイラー水を強制的に循環させることで、効率的な熱伝達を実現します。

この文章は正しいです。二胴形水管ボイラーは、水冷壁と上下のドラムを連結する水管群を組み合わせた構造を持ち、広範な熱交換面積を提供します。

この文章は誤りです。高圧大容量の水管ボイラーには、炉壁全面が水冷壁である放射形ボイラーが多く用いられ、蒸発部の対流伝熱面での熱吸収割合は小さいです。

この文章は正しいです。貫流ボイラーは、蒸気ドラムや水ドラムを必要とせず、管系だけで構成されているため、高圧ボイラーに適しています。

適切

解説：水管ボイラーは、その水の流動方式によって自然循環式、強制循環式、貫流式に分類されます。

これはボイラーの設計と運用において基本的な分類になります。

適切

解説：強制循環式水管ボイラーは、ポンプによってボイラー水を強制的に循環させる方式です。

これにより、水の流れが安定し、効率的な熱交換が促進されます。

適切

解説：二胴形水管ボイラーは、炉壁内面に水管を配した水冷壁と、上下ドラムを連絡する水管群を組み合わせた形式で、これは一般的な構造です。

不適切

解説：高圧大容量の水管ボイラーでは、放射形ボイラーの特徴として、蒸発部ではなく放射伝熱面での熱吸収が主となっています。

適切

解説：貫流ボイラーは、蒸気ドラムや水ドラムを持たない設計で、管系だけで構成されており、高温・高圧の運用に適しています。

これは貫流ボイラーの特性を正確に表しています。

正しい記述です。

水管ボイラーは大きく分けて自然循環式、強制循環式、貫流式の3つとなります。

正しい記述です。

強制循環式水管ボイラーは、文字通り強制的にボイラー水の循環を行うボイラーとなります。

正しい記述です。

二胴形水管ボイラーは、水冷壁と上下のドラムを連絡する水管を組み合わせたボイラーとなります。

誤った記述です。

高圧大容量の水管ボイラーは、炉壁が水冷壁である放射形ボイラーが多く用いられているため、熱吸収割合は大きいのではなく小さいです。

正しい記述です。

貫流ボイラーは、更にボイラー水が足りない時に自動で燃料を遮断する安全装置の設置が義務付けられています。