二級ボイラー技士の過去問
令和5年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問1

この文章は正しいです。点火前には、水面計を点検し、ボイラーの水位を確認します。水位が低い場合は、給水を行って常用水位に調整することが必要です。

この文章は誤りです。水位を上下して水位検出器の機能を試験する際、設定水位の下限で給水調節弁が開方向に動作することを確認する必要があります。給水調節弁が閉方向に動作することは適切ではありません。

この文章は正しいです。圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と交換することが必要です。

この文章は正しいです。験水コックがある場合、水部にあるコックを開けて水が噴き出すかどうかを確認することで、水面計の機能を確認します。

この文章は正しいです。煙道の各ダンパを全開にし、ファンを運転して炉及び煙道内の換気を行うことは、安全な点火のための重要な手順です。

適切

解説：点火前に水面計を点検し、ボイラーの水位を適切なレベルに保つことは、安全運転の基本です。

不適切

解説：水位が下限に達した場合、給水調節弁は開方向に動作して給水を増やすべきです。

この選択肢は、給水調節弁の動作原理を誤って説明しています。

適切

解説：圧力計の正確な読み取りは、ボイラー運転の安全に不可欠です。

残針は測定精度に影響するため、適切な対策が必要です。

適切

解説：験水コックを使用して水位計の正確さを確認することは、ボイラーの安全運転において重要な手順です。

適切

解説：煙道と炉内の換気は、不完全燃焼ガスや残留ガスを除去し、安全な点火を確保するために必要です。

正しい記述です。

水の量は常に常用水位に調整しておく必要があります。

誤った記述です。

設定水位が下限の場合、水が足りていない状態なので、給水調節弁は「閉」ではなく「開」にして水を補給する必要があります。

正しい記述です。

残針がある時というのは、針が０に戻らない状態なので、異常時となります。

そのため、予備の圧力計と交換する必要があります。

正しい記述です。

験水コックを開けて水を出すという事は、ボイラー内に十分水が入っている証拠になります。

正しい記述です。

煙道内のガスや蒸気が残っていると危険なので、換気をする必要があります。