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二級ボイラー技士の過去問 令和5年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問7

問題

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ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整並びに試験について、適切でないものは次のうちどれか。
   1 .
安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
   2 .
安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて、再度、試験する。
   3 .
ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
   4 .
エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
   5 .
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
( 二級ボイラー技士試験 令和5年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問7 )
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この過去問の解説 (2件)

4

この問題では、ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整と試験方法についての理解が試されています。安全弁の作動圧力の確認、異常時の調整手順、複数の安全弁の設定、エコノマイザの逃がし弁の圧力調整、および連絡している異なる最高使用圧力のボイラーの安全弁の調整に関する知識が重要です。それでは、各選択肢を詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。

この文章は正しいです。安全弁の調整後、ボイラーの圧力を上昇させて安全弁の作動圧力を確認することは標準的な手順です。

選択肢2. 安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて、再度、試験する。

この文章は正しいです。安全弁が設定圧力で作動しない場合、圧力を下げて調整ボルトを緩め、再試験を行うことは適切な対応策です。

選択肢3. ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。

この文章は正しいです。ボイラー本体に複数の安全弁がある場合、1個は最高使用圧力以下で作動し、他の1個は最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することが一般的です。

選択肢4. エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。

この文章は誤りです。エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁よりも高い圧力に調整する必要があります。これにより、ボイラー本体の安全弁が先に作動するように保証されます。

選択肢5. 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。

この文章は正しいです。最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は最低の最高使用圧力を基準に調整されます。

まとめ

ボイラーの安全弁及び逃がし弁の調整は、ボイラーの安全運転において極めて重要です。特に、エコノマイザの逃がし弁の調整に関しては、ボイラー本体の安全弁よりも高い圧力に設定することが重要であり、この選択肢が適切ではない点として挙げられます。また、複数の安全弁を持つボイラーの場合、それぞれの弁の作動圧力を適切に設定することが必要です。

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3

この問題は、ボイラーの安全装置であるばね安全弁と逃がし弁(安全弁)の調整と試験に関する知識を評価するものです。

適切な調整と試験手順は、ボイラー運転の安全性を確保する上で不可欠です。

選択肢は、安全弁の作動圧力の設定、試験時の対応策、複数安全弁の調整方針、エコノマイザの安全弁の圧力設定、および異なる最高使用圧力を持つボイラー間の安全弁調整に関するものが含まれます。

選択肢1. 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。

適切

解説:安全弁の調整後、ボイラーの圧力を徐々に上昇させ、安全弁が正しく作動するかどうかを確認するプロセスは、安全弁の機能を保証する基本的な手順です。

これにより、安全弁が設定された圧力で正確に開き、必要な圧力で閉じることを確認します。

選択肢2. 安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて、再度、試験する。

適切

解説:安全弁が設定圧力に達しても作動しない場合、一度圧力を下げて調整ボルトを緩め、再度圧力を上昇させて試験を行うのは、安全弁が適切に反応するようにするための正しいアプローチです。

選択肢3. ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整したときは、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。

適切

解説:ボイラー本体に複数の安全弁が設置されている場合、1つの弁を最高使用圧力以下で作動させ、もう1つをそれよりもわずかに高い圧力で作動させることは、安全弁の作動を段階的に行い、システムの安全を確保するための適切な方法です。

選択肢4. エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。

不適切

解説:実際には、エコノマイザの逃がし弁(安全弁)の設定圧力は、ボイラー本体の安全弁の設定圧力よりも低くする必要はなく、一般的にはボイラー本体の安全弁よりも高い圧力で設定します。

これは、システム内の圧力が異常に上昇した場合、まずボイラー本体の安全弁が作動して過剰な圧力を逃がし、ボイラー本体を保護するためです。

エコノマイザはボイラーの供給水を加熱する補助設備であり、主に効率を向上させる役割を持ちます。

そのため、ボイラー本体の安全を最優先に考慮し、エコノマイザの安全弁はボイラー本体の安全弁が先に反応するように設定することが通常です。

選択肢5. 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。

適切

解説:最高使用圧力が異なるボイラーが連結されている場合、安全弁は最低の最高使用圧力を基準に調整するのが適切です。

これにより、最も低い圧力設定のボイラーでも安全を確保できます。

まとめ

ボイラーの安全弁と逃がし弁の調整および試験に関するこの問題を解く際には、ボイラーの安全性を最優先に考えた運用が求められます。

安全弁の適切な作動圧力の設定、異常時の再調整手順、複数の安全弁がある場合の調整方針、およびエコノマイザを含むシステムの安全弁設定は、ボイラーおよび関連設備の保護に直接関わる重要な要素です。

特に、エコノマイザの安全弁設定に関する誤解を避け、ボイラー本体と比較して適切な圧力設定を行うことが重要です。

安全弁の調整と試験は、安全かつ効率的なボイラー運用のために、正確かつ慎重に実施する必要があります。

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