二級ボイラー技士の過去問
令和5年10月公表
関係法令 問3

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問題

二級ボイラー技士試験 令和5年10月公表 関係法令 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー取扱作業主任者の職務に関するAからDまでの記述で、その内容が法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

A  1日に1回以上安全弁の機能を点検すること。
B  最高使用圧力をこえて圧力を上昇させないこと。
C  低水位燃焼しゃ断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。
D  圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。
  • A,B
  • A,B,C
  • A,C,
  • B,C,D
  • C,D

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、ボイラー取扱作業主任者の職務に関する法令に定められた内容を理解することが求められています。

安全弁の機能点検、最高使用圧力の管理、自動制御装置の点検と調整、圧力・水位・燃焼状態の監視に関する規定が重要です。

それでは、各選択肢の詳細な解説を見ていきましょう。

A. 「1日に1回以上安全弁の機能を点検すること」

  • この記述は誤りです。
  • 正しくは1日に1回以上水面測定装置の機能を点検することです。

B. 「最高使用圧力を超えて圧力を上昇させないこと」

  • この記述は正しいです。
  • ボイラーの安全運用に関する法令では、最高使用圧力を超えないように管理することが定められています。

C. 「低水位燃焼しゃ断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること」

  • この記述も正しいです。
  • ボイラーの安全運用を確保するために、自動制御装置の点検と調整は法令によって要求される重要な職務です。

D. 「圧力、水位及び燃焼状態を監視すること」

  • この記述は正しいです。
  • ボイラー運用において圧力、水位、燃焼状態の監視は法令によって定められた基本的な職務です。

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02

ボイラー取扱作業主任者の職務に関する問題で、覚えるべき点として、ボイラー取扱作業主任者の職務では1日1回以上の水面測定装置の点検が定められていますが、安全弁に関しては点検ではなく、機能の保持が職務となっています。

この点に注意して選択肢を確認してみます。

 

Aの記述は「1日に1回以上安全弁の機能を点検すること。」とありますが、安全弁の点検は毎日の義務ではないので誤りです。

B・C・Dの記述は正しいです。

選択肢4. B,C,D

B・C・Dの記述は正しいので、こちらの組み合わせが適切となります。

選択肢5. C,D

C・Dの記述は正しいですが、他にも正しい記述があるので誤りです。

まとめ

この問題では、安全弁について問われていますが、他の問題文に関しては常識的に当たり前な職務なので、安全弁の点検は毎日する必要がない事だけはしっかり押さえておきましょう。

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03

この問題は、ボイラー取扱作業主任者の職務に関連する法令に定められている内容を理解し、適切な職務を選択することを目的としています。

法令に基づく正確な職務内容の把握が求められます。

A 定められていない

解説:安全弁の定期的な機能点検は必要ですが、1日に1回という具体的な頻度は、一般的な運用基準には含まれているものの、全ての法令で明確に定められているわけではありません。

安全弁の点検頻度は、ボイラーの種類や運用条件によって異なる場合があります。

B 定められている

解説:これはボイラー運用の基本的な安全原則です。

ボイラーの最高使用圧力を超えることは、ボイラーの安全性を著しく損なうため、厳しく制限されています。

C 定められている

解説:自動制御装置の定期的な点検と調整は、ボイラーの安全運用に不可欠です。

これには低水位燃焼しゃ断装置や火炎検出装置が含まれ、これらの装置の適切な機能がボイラー安全規則によって要求されています。

D 定められている

解説:ボイラーの圧力、水位、燃焼状態の連続的な監視は、運転中の安全性を保つために極めて重要です。

これらの監視活動は、ボイラーの安全運用に関する法令において明確に要求されています。

選択肢4. B,C,D

ついては、法令に定められている選択肢の組み合わせは、B, C, Dとなります。

まとめ

ボイラー取扱作業主任者の職務に関する法令を理解するには、ボイラーの安全運用を確保するために必要な基本的な活動や制約が何であるかを知ることが重要です。

選択肢の中で、最高使用圧力の管理、自動制御装置の点検と調整、および運転状態の監視は、安全なボイラー運用に直接関連する法令によって要求される職務であると認識することができます。

これらの職務は、ボイラーの安全性を確保し、事故を防止する上で不可欠な要素です。

一方で、安全弁の機能点検の頻度に関する具体的な言及は、一部の運用基準では推奨されているものの、全ての法令で一律に定められているわけではないため、注意が必要です。

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