二級ボイラー技士の過去問
令和5年10月公表
関係法令 問8
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年10月公表 関係法令 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文中の( )内に入れるAの数値及びBの語句の組合せとして、該当する法令の内容と一致するものは(1)~(5)のうちどれか。
「水の温度が( A )℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる( B )を備えなければならない。」
「水の温度が( A )℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる( B )を備えなければならない。」
- A:100 B:逃がし管
- A:100 B:逃がし弁
- A:120 B:安全弁
- A:120 B:逃がし弁
- A:130 B:安全弁
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、特定の条件下での鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く)における安全装置の要件に関する法令の内容を理解することが求められています。
ボイラー則には、
「水の温度が120℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。」
と定められています。
この要件は、ボイラーの過圧による危険を防ぐために設けられています。
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02
ボイラーの安全装置に関する問題ですが、最高使用圧力を超えた時は「逃がし弁」ではなく、基本的に「安全弁」が作動するのが普通です。
また、鋼製温水ボイラーの水の温度は「120℃」と決まっているので、これらのポイントを押さえつつ問題を確認してみます。
「100℃」ではなく「120℃」なので誤りです。
「100℃」ではなく「120℃」なので誤りです。
また、「逃がし弁」でもなく正しくは「安全弁」なので誤りです。
水の温度が「120」℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる「安全弁」を備えなければならない。と定められているので正しい組み合わせです。
温度は正しいですが、「逃がし弁」ではなく「安全弁」なので誤りです。
「130℃」ではなく、「120℃」なので誤りです。
水の温度が「120℃」を超える時に作動するのは「安全弁」と覚えておくと難なく解くことができます。
少なくとも安全装置として「逃がし弁」は使用しない事も一緒に覚えておきましょう。
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03
この問題は、鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く)に必要な安全装置に関する法令の理解を問うものです。
具体的には、水の温度が特定の値を超える場合にボイラー内部の圧力を最高使用圧力以下に保持できる装置が必要とされています。
この要件は、ボイラーの安全運用を確保するための重要な法規制となっています。
誤り
解説:逃がし管ではなく、安全弁が正しい安全装置であり、また、正確な温度は100℃ではなく120℃が法令に規定されています。
逃がし管は、圧力を逃がすための装置ではありますが、最高使用圧力を超えた場合に自動で作動する安全弁の要件を満たしません。
誤り
解説:この選択肢は、温度の指定が正しくなく、また逃がし弁ではなく安全弁が適切な装置です。
逃がし弁も圧力調整に用いられることはありますが、法令で定められた安全装置としての役割を持つ安全弁とは異なります。
正しい
解説:この組み合わせが法令に基づく正確な要件を満たしています。
水の温度が120℃を超える鋼製温水ボイラーには、内部圧力を最高使用圧力以下に保持できる安全弁を装備する必要があります。
安全弁は過圧保護のための最も基本的な装置であり、圧力が設定値を超えると自動で開いて圧力を逃がし、ボイラーの安全を確保します。
誤り
解説:温度の指定は正しいものの、逃がし弁は安全弁の要件を満たさないため不適切です。
安全弁は特定の圧力を超えた際に自動で作動し、圧力を安全な範囲に戻すために不可欠です。
誤り
解説:安全弁は適切な装置ですが、温度の指定が120℃であるべきであり、130℃は法令に基づく要件と異なります。
この問題を解く上での鍵は、法令に基づく正確な温度の指定と、ボイラーの安全を確保するために必要な装置の種類を正しく理解することにあります。
温度が120℃を超える場合に必要とされる装置は「安全弁」であり、これはボイラー内の圧力が最高使用圧力を超えないようにするための自動安全装置です。
選択肢を検討する際は、法令に準拠した温度の閾値と、ボイラーの安全性を保つために設計された適切な装置の種類に注目する必要があります。
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