二級ボイラー技士 過去問
令和6年4月公表
問5 (ボイラーの構造に関する知識 問5)
問題文
ボイラーのばね安全弁について、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 問5(ボイラーの構造に関する知識 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのばね安全弁について、適切でないものは次のうちどれか。
- 安全弁には、揚程式と全量式がある。
- 安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトを締めたり緩めたりして調整する。
- 弁体が弁座から上がる距離を揚程(リフト)という。
- 弁座流路面積は、弁体と弁座間の面積で、カーテン面積ともいう。
- 全量式安全弁は、弁座流路面積で吹出し面積が決まる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では安全弁に対する知識が問われています。
具体的には揚程式と全量式の違いを理解する必要があります。
正しい記述です。
正しい記述です。
正しい記述です。
正しい記述です。
全量式安全弁は、弁座流路面積ではなく、のど部面積で吹出し面積が決まります。
全量リフト量が揚程式と比較しても大きく、落ち上がる量も多いため、のど部の面積が大きいほど流量が大きくなります。
安全弁自体の仕組みはある程度理解しておく必要がありますが、試験では今回のような「揚程式」と「全量式」の違いについて問われる事が多いので、それぞれの違いをしっかり復習しておきましょう。
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02
ばね安全弁についての問題です。
安全弁は圧力の上昇によるボイラーの破損を防止する装置です。
蒸気圧力が規定値以上となると自動で動作し,蒸気を噴出させる事で蒸気圧力および温度を規定値まで低下させる装置です。
文字通り「安全」についての設備になります。
正しい記述です。
記述の通り,揚程式と全量式があります。
正しい記述です。
ばね式安全弁には,吹き出し圧力を調整するための調整ボルトがあります。
吹き出し圧力の調整の際は,この調整ボルトを締めたり緩めたりします。
正しい記述です。
ばね式安全弁は弁体が弁座から動いて動作します。
その時に動く距離を揚程と言います。
正しい記述です。
記述の通り,弁体と弁座感の面積のことを言います。
誤った記述です。
正しくは,のど部面積で吹出し面積が決まります。
のど部面積とは,蒸気が通る配管のうち安全弁までで一番狭い部分の面積をさしています。
ばね式安全弁については,調整方法や吹き出し方式(全量式・揚程式)について問われる問題が多く出題されますので,よく理解しておきましょう。
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03
ボイラーのばね安全弁は、ボイラー内の圧力が一定値を超えたときに自動的に蒸気等を放出して、ボイラーを安全な圧力以下に保つ装置です。
試験でも「揚程式安全弁」「全量式安全弁」の区別や、吹出し圧力の調整方法について問われることが多いので、構造を正しく理解しておく必要があります。
ボイラー用のばね安全弁には、弁が開いているときの弁体のリフト(揚程)によって分類される「揚程式安全弁」と、全リフトが大きく、一気に弁が開く「全量式安全弁」があります。よって、この記述は正しいです。
ばね安全弁の場合、ばねの押し付け力を調整ボルトで増減することで、弁が開き始める圧力(吹出し圧力)を上げたり下げたりします。正しいです。
安全弁が作動した際の「弁体と弁座の離れ量」を揚程(リフト)と呼びます。揚程式か全量式かを見分ける際にも重要な概念ですので、この記述は正しいです。
弁座流路面積は、弁体と弁座間の面積で、カーテン面積とも言います。正しいです。
全量式安全弁は、弁が設計どおりに作動すると「のど部面積」が十分に開口され、それが吹出し量の決定要素となります。したがって、全量式安全弁の「吹出し面積」は弁座流路面積によって決まる、誤りです。
ボイラーのばね安全弁に関する問題では、揚程式と全量式の区別や、用語に注意が必要です。
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