二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問2

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問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーのスートブローについて、適切でないものは次のうちどれか。
  • 回転式スートブロワは、ボイラーのガス通路部、エコノマイザ、空気予熱器などに用いられる。
  • 抜き差し式スートブロワは、燃焼室、高温ガス中の管群などに用いられる。
  • スートブローには、蒸気又は圧縮空気が使用される。
  • スートブローは、圧力及び温度が低く、多少のドレンを含む蒸気を使用する方が、ボイラーへの損傷が少ない。
  • スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では「スートブロー」について問われています。

スートブローとは、蒸気や空気を利用して設備内の洗浄を指します。

この点を押さえつつ問題をみていきましょう。

選択肢1. 回転式スートブロワは、ボイラーのガス通路部、エコノマイザ、空気予熱器などに用いられる。

正しい記述です。

固定した場所でのブローするので、比較的低温箇所で使用される事が多いです。

選択肢2. 抜き差し式スートブロワは、燃焼室、高温ガス中の管群などに用いられる。

正しい記述です。

内蔵のチューブが入ったり出たりして内部をこまなく清掃します。

選択肢3. スートブローには、蒸気又は圧縮空気が使用される。

正しい記述です。

蒸気でブローは頑固汚れには強いですが、水分が残るので、最後に圧縮空気でブローをして内部を乾燥させます。

選択肢4. スートブローは、圧力及び温度が低く、多少のドレンを含む蒸気を使用する方が、ボイラーへの損傷が少ない。

スートブローは、ドレンを含む蒸気を使用するのではなく、乾燥した蒸気を使用します。

水分を含んでいるとボイラーへの損傷が大きくなります。

選択肢5. スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。

正しい記述です。

特定の箇所に集中してブローすると設備の故障につながります。

まとめ

洗浄後水分が残っていると当然ですが、錆など発生するかと思います。

今回の問題のようにスートブローについての知識というより常識的な事を問われる事もありますが、基本的にはスートブローについて正しい知識を身に付ける事が大切です。

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