二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問3

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問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーのキャリオーバに関する現象及び原因について、適切でないものは次のうちどれか。
  • ボイラー水が水滴となって蒸気とともに運び出されることを、プライミング(水気立ち)という。
  • ドラム内に発生した泡が広がり、これにより蒸気に水分が混入して運び出されることを、ホーミング(泡立ち)という。
  • プライミングは蒸気負荷が過小であるときに発生する。
  • プライミングは高水位であるときに発生する。
  • ホーミングはボイラー水に油脂分が多く含まれているときに発生する。

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この過去問の解説 (1件)

01

ボイラーのキャリオーバに関する現象及び原因についての問題ですが、キャリオーバとは、ボイラー水などがボイラー外に排出される事を指します。

問題では「プライミング」や「ホーミング」の意味もしっかり理解する必要があります。

選択肢1. ボイラー水が水滴となって蒸気とともに運び出されることを、プライミング(水気立ち)という。

正しい記述です。

炭酸飲料を開けた時に起こる現象に似ているので、イメージしやすいかと思います。

選択肢2. ドラム内に発生した泡が広がり、これにより蒸気に水分が混入して運び出されることを、ホーミング(泡立ち)という。

正しい記述です。

ボイラー水に不純物が混じると起きやすい現象です。

選択肢3. プライミングは蒸気負荷が過小であるときに発生する。

プライミングは蒸気負荷が過小ではなく、過大であるときに発生します。

選択肢4. プライミングは高水位であるときに発生する。

正しい記述です。

そのため、適正な水位を保つことが大切です。

選択肢5. ホーミングはボイラー水に油脂分が多く含まれているときに発生する。

正しい記述です。

水質チェックを定期的に行い、油脂分や不純物が混じっていないか確認する事が対策となります。

まとめ

ボイラー水が水滴となって蒸気とともに運び出されることをプライミングと言い、プライミングは高水位かつ蒸気負荷が過大の時に発生すると一通り覚えておきましょう。

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