二級ボイラー技士 過去問
令和6年4月公表
問20 (ボイラーの取扱いに関する知識 問10)
問題文
ボイラー清缶剤の使用目的として、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 問20(ボイラーの取扱いに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー清缶剤の使用目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- ボイラー内で生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止する。
- ボイラー伝熱面の低温腐食を防止する。
- 低圧ボイラーでは、ボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変える。
- ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える。
- 酸消費量を適度に保つことによって腐食を抑制する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ボイラー清缶剤の使用目的について問われています。
ボイラー清缶剤とは何か、しっかり理解しておく事が大切です。
正しい記述です。
ボイラー伝熱面の低温腐食は主に、燃料中に含まれる硫黄成分が原因となりますが、ボイラー清缶剤では低温腐食防止にはなりません。
低温腐食防止には硫黄成分が少ない燃料を使用するのが適切です。
正しい記述です。
正しい記述です。
正しい記述です。
ボイラー清缶剤を使用すると具体的にどのようなメリットがあるか、確認しておくことが大切です。
腐食を抑制する事が目的ですが、「低温腐食」だけは防止できない点に注意が必要です。
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02
ボイラー清缶剤は、ボイラー内部のスケール(沈着物)や腐食の発生を防ぐために用いられる薬剤です。水質管理の一環として、硬度成分を不溶化したり、スラッジ化した物質を大きく成長させないようにしたり、pHを適正に保つことで腐食を抑制したりします。
清缶剤には、このように沈殿物を大きくならないよう分散・懸濁させ、伝熱面に固着させない機能が期待されます。
したがって正しい内容です。
低温腐食は、燃焼ガス中の硫黄成分が原因となり、ボイラー停止時や温度が十分に上昇しない部位で酸性の凝縮水が発生することによって生じやすい腐食です。これは清缶剤による水質管理というより、燃料の硫黄分管理や燃焼ガス温度の管理などがメインとなります。
この記述は誤りです。
低圧ボイラーにおいてボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変える目的は、スケールの原因となるシリカを制御するための機能を指しています。清缶剤によってシリカが溶解しやすい形に変化し、高温部でのスケール形成を抑制する狙いがあります。
よって正しい内容です。
ボイラー水中の硬度成分(カルシウム、マグネシウムなど)を不溶化物(スラッジ)に変えることで、伝熱面に固着するのを防ぐ目的は清缶剤が果たす重要な機能の一つです。
よって正しいといえます。
酸消費量(酸に対抗してアルカリ性を保持する力)を適度に保ち、ボイラー内部をややアルカリ性に維持することで腐食を抑制するのも、清缶剤の主な役割の一つです。
よって正しい内容です。
清缶剤の具体的な効果と、別の要因で発生する腐食との差を明確に区別しておくことが重要です。
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03
ボイラーの清缶剤に関する問題です。
正しい記述です。
泥状沈殿物は高温で析出し結晶化しスケール堆積となり伝熱障害を発生させます。
清缶剤を用いて,シ泥状沈殿物の結晶の成長を防止しブローにより除去しています。
誤った記述です。
ボイラー伝熱面の低温腐食は清缶剤による水質調整では防止できません。
低温腐食の原因は低温化での硫黄の凝縮によるものが大半のため,排ガス温度の上昇および低硫黄燃料の使用が良いと思われます。
正しい記述です。
シリカは高温で析出しスケール堆積となり伝熱障害を発生させます。
清缶剤を用いて,シリカを可溶性の化合物に変えてブローにより除去しています。
正しい記述です。
軟化剤の役割です。
不溶性の化合物(スラッジ)を軟化させ,
その後連続ブローにて適宜排出させています。
正しい記述です。
酸は腐食に繋がりますので,必要により酸消費量を使用して除去しています。
酸消費量付与剤としては、水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられます。
清缶剤の使用目的を理解しておくことがポイントです。
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