二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問10

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問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー清缶剤の使用目的として、適切でないものは次のうちどれか。
  • ボイラー内で生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止する。
  • ボイラー伝熱面の低温腐食を防止する。
  • 低圧ボイラーでは、ボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変える。
  • ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える。
  • 酸消費量を適度に保つことによって腐食を抑制する。

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この過去問の解説 (1件)

01

ボイラー清缶剤の使用目的について問われています。

ボイラー清缶剤とは何か、しっかり理解しておく事が大切です。

選択肢1. ボイラー内で生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止する。

正しい記述です。

選択肢2. ボイラー伝熱面の低温腐食を防止する。

ボイラー伝熱面の低温腐食は主に、燃料中に含まれる硫黄成分が原因となりますが、ボイラー清缶剤では低温腐食防止にはなりません。

低温腐食防止には硫黄成分が少ない燃料を使用するのが適切です。

選択肢3. 低圧ボイラーでは、ボイラー水中のシリカを可溶性の化合物に変える。

正しい記述です。

選択肢4. ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える。

正しい記述です。

選択肢5. 酸消費量を適度に保つことによって腐食を抑制する。

正しい記述です。

まとめ

ボイラー清缶剤を使用すると具体的にどのようなメリットがあるか、確認しておくことが大切です。

腐食を抑制する事が目的ですが、「低温腐食」だけは防止できない点に注意が必要です。

 

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