二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問1

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問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

燃料の分析及び性質について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には成分分析が、気体燃料には元素分析が用いられる。
  • 液体燃料に小火炎を近づけたとき、瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度を、引火点という。
  • 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量である。
  • 高発熱量は、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量で、総発熱量ともいう。
  • 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まる。

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この過去問の解説 (1件)

01

燃料の分析及び性質について問われています。

この問題のポイントはそれぞれの燃料の組成について理解する事が重要です。

選択肢1. 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には成分分析が、気体燃料には元素分析が用いられる。

この問題文は記述が逆で正しくは、「組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられる。」が正しいです。

選択肢2. 液体燃料に小火炎を近づけたとき、瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度を、引火点という。

正しい記述です。

逆に引火点に達していない場合は、引火しません。

また、「発火点」は主に点火源がなくても火が点く温度を指します。

選択肢3. 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量である。

正しい記述です。

発熱量は主に液体の可燃性燃料などを燃焼する時に用いられる事が多いです。

選択肢4. 高発熱量は、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量で、総発熱量ともいう。

正しい記述です。

「低発熱量」は逆で水蒸気の潜熱を引いた発熱量を指します。別名「真発熱量」ともいいます。

選択肢5. 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まる。

正しい記述です。

文字通り、高発熱量は潜熱を含み、低発熱量は潜熱を含まないので、この式が成り立ちます。

ちなみに一般的に高発熱量は統計に用いる事が多く、低発熱量は熱量の計算や評価に用いる事が多いです。

まとめ

元素分析と成分分析についてはしっかり暗記する必要がありますが、他の選択肢ではボイラーの資格とは別ですが、「危険物乙4類」を先に取得していると分かる問題もあるので、今後取得を目指すのであれば他の選択肢の記述も一通り確認しておきましょう。

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