二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問5

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの液体燃料の供給装置について、適切でないものは次のうちどれか。
  • 燃料油タンクは、用途により貯蔵タンクとサービスタンクに分類される。
  • 貯蔵タンクの貯油量は、1週間から1か月間の使用量が一般的である。
  • サービスタンクには、油面計、温度計、自動油面調節装置などを取り付ける。
  • 油加熱器は、燃料油を加熱し、燃料油を噴霧に適した粘度とする装置である。
  • 油ストレーナには、オートクリーナがあり、油中の水分を除去することができる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

ボイラーの液体燃料の供給装置について問われていますが、特にストレーナの仕組みについて理解しておく事が大切です。

選択肢1. 燃料油タンクは、用途により貯蔵タンクとサービスタンクに分類される。

正しい記述です。

サービスタンクは主に燃料の受け入れ中にボイラーを止めないために、貯蔵タンクとは別に設置しています。貯蔵タンクに受け入れ中する場合、基本的にボイラーは停止する必要がありますが、その際サービスタンクの燃料を使用すればボイラー稼働しながら受け入れが可能となります。

選択肢2. 貯蔵タンクの貯油量は、1週間から1か月間の使用量が一般的である。

正しい記述です。

問題文の「1週間から1ヵ月」という言葉は、期間を変えて出題される可能性があるので押さえておきましょう。

選択肢3. サービスタンクには、油面計、温度計、自動油面調節装置などを取り付ける。

正しい記述です。

サービスタンクも貯蔵タンク同様の設備を有しているのが常識です。

選択肢4. 油加熱器は、燃料油を加熱し、燃料油を噴霧に適した粘度とする装置である。

正しい記述です。

油の密度が高いと、噴霧状で排出したい時に上手く飛びませんが、こちらの「油加熱器」を使用する事により、噴霧に適した粘度となります。

選択肢5. 油ストレーナには、オートクリーナがあり、油中の水分を除去することができる。

油ストレーナには、オートクリーナがあり、これは油中の水分を除去するものではなく、ゴミなどを除去するものとなります。

まとめ

油ストレーナはゴミの他にスラッジなども除去します。

これがないと配管内に詰まりが乗じて運転出来なくなるので重要な設備となります。

参考になった数42