二級ボイラー技士 過去問
令和6年10月公表
問12 (ボイラーの取扱いに関する知識 問2)
問題文
ボイラーのスートブローについて、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
二級ボイラー技士試験 令和6年10月公表 問12(ボイラーの取扱いに関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのスートブローについて、適切でないものは次のうちどれか。
- スートブローは、主として、ボイラーの水管外面などに付着したすすの除去を目的として行う。
- スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決める。
- スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。
- スートブローは、燃焼量の低い状態で行う。
- スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめる。
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この過去問の解説 (2件)
01
スートブロワ(煤吹き)に関する問題です。
スートブロワは,ボイラー運転中に,伝熱面および過熱器に付着した煤および灰(溶解したクリンカを含む)を当該ボイラーより発生した蒸気を用いて洗浄し,
熱交換効率を回復させる目的で行います。
正しい記述です。
伝熱面および過熱器に付着した煤および灰(溶解したクリンカを含む)を当該ボイラーより発生した蒸気を用いて洗浄し,
熱交換効率を回復させる目的で行います。
正しい記述です。
灰分を多く含む石炭燃料等では,一日1〜3回程度スートブローを行う場合があります。
正しい記述です。
一か所に長く吹き付けると,不同膨張により,伝熱面および過熱器が噴破する恐れがあるため,
一か所に長く吹き付けないよう,適切なタイミングでスートブローを停止する必要があります
誤った記述です。
スートブローは,燃焼量の高い状態で行います。
燃焼量の低い状態ではボイラーの失火につながる恐れがあるため行ってはいけません。
正しい記述です。
煙道に再生式空気予熱器が設置されている場合,
排ガス中に含まれる灰が空気予熱器のガス側のエレメントに付着することで通風抵抗が上昇し,
通風損失の増加に繋がります。
そのため,適切なタイミングで煙道ガスの温度や通風損失を測定して,
その効果を確かめます。
【Point】
スートブロワはボイラーによって発生した蒸気を使用します。
蒸気をボイラー内に吹き付ける事で,バーナーの失火に繋がる恐れがある事を認識しておきましょう。
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02
ボイラーのスートブローは、水管や過熱器管など外面に付着したすすや灰分を除去するために、高圧蒸気または圧縮空気などを管表面に吹き付ける作業です。燃焼効率の維持や伝熱面の保護にとって重要な保守作業ですが、実施するタイミングや燃焼状態などに一定の留意点があります。
すすや灰分が管外面に付着すると熱交換効率が低下し、燃料の無駄や過熱部の損傷リスクが高まります。
スートブローはこれを防ぐために行うものであり、正しい記述です。
硫黄分の多い燃料や負荷変動の大きい運転をする場合など、ボイラーの運用条件によってすすの付着状況が異なります。
したがって、スートブローの必要回数は運用条件に合わせて決定します。
正しい記述です。
スートブローを長時間同じ箇所に吹き付けると、管の局部冷却や損傷の原因となる恐れがあります。
少しずつ位置を移動させながら短時間で行うのが基本です。
正しい記述です。
スートブローを行う際は、ある程度のガス流速や炉内温度があったほうが、吹き飛ばされたすすを確実に排出できるため、通常はある程度の安定負荷で行います。
あまりに燃焼量が低いと、ガス流速が不足し、落としたすすが十分に排出されない場合があります。
そのため、不適切といえます。
スートブローを行うと、管表面の付着物が除去されるため、排ガス温度が低下し、通風損失が変化(低減)するなどの効果が表れます。
効果を確認し、スートブローの周期や方法を最適化するうえでも重要です。
正しい記述です。
適切でない選択肢は「スートブローは、燃焼量の低い状態で行う。」です。
スートブローは一般に、十分なガス流量がある程度確保された状態で実施し、落としたすすを効率よく排ガス系統へ排出する必要があります。燃焼量の極端に低い状態ではスートブローの効果が十分得られません。
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