賃貸不動産経営管理士の過去問
平成28年度(2016年)
問27

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問題

賃貸不動産経営管理士試験 平成28年度(2016年) 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

アウトソーシングに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 協力業者に業務をアウトソーシングすることにより、人的資源を補い、自らの専門性や付加価値を高めることができる。
  • 設備等のハード面のクレーム対応に比べ、騒音問題等のソフト面のクレーム対応の方がアウトソーシングしにくい。
  • 複数の物件について同ーの協力業者にアウトソーシングしている場合には、新規物件について契約をする際に、細部まで検討してからする必要はない。
  • ロボットによる自動清掃等の技術革新を用いたアウトソーシングを活用することにより、管理業務を従来の労働集約型産業から知的集約型産業に転換させることが期待されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1 .適切です。
管理業者は自社の業務を協力業者にアウトソーシングすることにより、人的資源を補い、自社の専門性や付加価値を高め、それを顧客満足につなげ、効率的な企業経営をすすめることができます。

2 .適切です。
クレーム内容はハード面とソフト面に分けられ、ハード面はアウトソーシングしやすく、ソフト面はアウトソーシングしにくいとされています。

3 .不適切です。
複数の物件について同一の協力業者にアウトソーシングしている場合であっても、新規物件について契約をする際には、細部まで検討してからする必要があります。

4 .適切です。
ロボットなどの技術革新を用いたアウトソーシングによる管理手法は、時代の変化とともに、従来の労働集約型産業から脱却し、知識集約型産業へ転換させるものとして注目されています。

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02

正解(不適切なもの)は、3です。

1 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅴアウトソーシングに記載されています。これによれば、協力業者をうまく活用することで、人的資源を補い、自らの専門性や付加価値を高め、顧客満足度を高めることができるとされています。したがって、選択肢は正しいです。

2 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅴアウトソーシング.1 24時間緊急事態対応体制に記載されています。これによれば、物理的な設備の不具合であるハード面のクレームに比べ、騒音やゴミ問題など人の感情に大きく関わるソフト面でのクレームの方がアウトソーシングしにくいとされています。したがって、選択肢は正しいです。

3 誤り。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅴアウトソーシング.1 24時間緊急事態対応体制に記載されています。これによれば、協力業者と委託契約する前に細部まで詰めておくことが必要である、とされています。したがって、選択肢は誤りです。

4 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅴアウトソーシング.3 業務委託にあたっての留意点に記載されています。これによれば、ロボット技術による自動清掃、防犯対策など技術革新を用いたアウトソーシングの活用により、管理業務を従来の労働集約型産業から知的集約型産業に転換させることが期待されています。選択肢は正しいです。

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03

最も不適切なものは『複数の物件について同ーの協力業者にアウトソーシングしている場合には、新規物件について契約をする際に、細部まで検討してからする必要はない。』です。

選択肢1. 協力業者に業務をアウトソーシングすることにより、人的資源を補い、自らの専門性や付加価値を高めることができる。

正しい。

管理業者は管理業務を協力業者にアウトソーシングすることにより、人的資源を補い、

自社の専門性や付加価値を高めて顧客満足につなげることができます。

選択肢2. 設備等のハード面のクレーム対応に比べ、騒音問題等のソフト面のクレーム対応の方がアウトソーシングしにくい。

正しい。

ハード面(形のある要素)に対するクレーム対応はアウトソーシングしやすく、

ソフト面(無形の要素)に対するクレーム対応はアウトソーシングしにくい傾向があります。

選択肢3. 複数の物件について同ーの協力業者にアウトソーシングしている場合には、新規物件について契約をする際に、細部まで検討してからする必要はない。

誤り。

複数の物件について同一の協力業者にアウトソーシングしている場合でも、新規物件について契約をする際には、細部まで検討してからアウトソーシングする必要があります。

選択肢4. ロボットによる自動清掃等の技術革新を用いたアウトソーシングを活用することにより、管理業務を従来の労働集約型産業から知的集約型産業に転換させることが期待されている。

正しい。

ロボット等の技術革新を用いたアウトソーシングによる管理手法は、従来の労働集約型産業から知識集約型産業へ転換させるものとして期待されています。

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