賃貸不動産経営管理士の過去問
平成29年度(2017年)
問40

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問題

賃貸不動産経営管理士試験 平成29年度(2017年) 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

換気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、すべての住宅は、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられている。
  • 機械換気方式は、換気扇や送風機等の機械を利用して強制的に換気する方式のことである。
  • シックハウス症候群は、建材や家具、日用品等から発散するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因だと考えられている。
  • 自然換気方式は、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用した換気方式のことである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 .不適切です。
シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、ごく一部の例外を除いて、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられています。すべての住宅について義務付けはされていないです。

2 .適切です。
換気扇や送風機等の機械を利用して強制的に換気する方式のことを機械換気方式といいます。

3 .適切です。
シックハウス症候群の原因としては建材や家具、日用品から発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレン等の揮発性の有機化合物)等が考えられています。

4 .適切です。
室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用し、機械によらない換気方式のことを自然換気方式といいます。

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02

正解は1です。

1、不適切です。
24時間換気設置義務化は2003年から施行開始されました。『すべての新築住宅を建築する場合』は、この24時間換気システムの設置が義務化されいます。シックハウス対策のひとつです。

2、適切です。
機械換気方式とは、換気扇や送風機等を利用して強制的に行う換気方式です。第一種、第二種、第三種と方式があり、換気を行う場所、目的等に応じて、最適な方式を選びます。

3、適切です。
建材だけではなく、家中の家具や日用品からのホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因だと考えられています。また、高気密・高断熱の住宅が作られるようになり、自然換気が難しくなっている事も要因です。

4適切です。
自然換気方式は、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用した換気方式のことです。昔の日本家屋では、軒下を流れる風や、壁のすきまから入る風、大きな襖や障子によって、自然換気が行われていました。

参考になった数9

03

最も不適切なものは『シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、すべての住宅は、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられている。』です。

選択肢1. シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、すべての住宅は、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられている。

不適切。

シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の除去対策として、2003年7月1日以降に着工された建物を対象に、24時間稼働する機械換気設備の設置が義務付けられています。

選択肢2. 機械換気方式は、換気扇や送風機等の機械を利用して強制的に換気する方式のことである。

適切。

機械換気方式は、換気扇や送風機等の機械を利用して強制的に換気する方式のことです。

選択肢3. シックハウス症候群は、建材や家具、日用品等から発散するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因だと考えられている。

適切。

シックハウス症候群は、建材や家具、日用品等から発散するホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等が原因でめまい・倦怠感・頭痛が生じると考えられています。

選択肢4. 自然換気方式は、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用した換気方式のことである。

適切。

自然換気方式は、室内と室外の温度差による対流や、風圧等の自然条件を利用した換気方式のことです。

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