調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問5

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

お薬手帳とは飲んでいる薬の情報を記録できる手帳で、紙媒体と電子媒体とがあります。

次の事項を経時的に記録することができます。

・患者氏名、生年月日、連絡先

・アレルギー歴、副作用歴

・主な既往歴

・日常的に使用する保険薬局名称、住所、保険薬剤師の連絡先

また、調剤基本料1を算定する薬局に、3か月以内にお薬手帳を持参したときは、

薬剤服用歴管理指導料が57点から43点になります。

各選択肢については以下の通りです。

1.誤りです。副作用以外の薬剤や既往歴なども経時的に記録します。

2.誤りです。先にあるように媒体は紙と電子があり、要件を満たしていれば同様の扱いとします。

4.誤りです。手帳から得られる情報は有用なため、緊急時にも持参します。

5.誤りです。保険薬剤師はお薬手帳を確認した上で、急いで調剤をします。

参考になった数6

02

正解は3番です。

お薬手帳(以下「手帳」)とは、服用した薬剤や次の項目を経時的に記録できる手帳をいいます。

・患者の氏名、生年月日、連絡先等患者に関する記録

・患者のアレルギー歴、副作用歴等薬物療法の基礎となる記録

・患者の主な既往歴等疾病に関する記録

・患者が日常的に利用する保険薬局の名称、保険薬局又は保険薬剤師の連絡先等

調剤基本料1の薬局に前回から3ヶ月以内に手帳を持参すると、薬剤服用歴管理指導料の点数が57点→43点となり、患者の負担金は安くなります。

また手帳は、医師、薬剤師や救急隊員などが適切な医療情報を得られるので速やかな判断に役立ちます。災害時も持参するといいでしょう。最近は電子版のお薬手帳も普及しており、要件を満たしていれば紙媒体と同様に使用できます。

参考になった数5

03

正解は

調剤基本料1を算定する薬局に、3ヶ月以内にお薬手帳を持参した場合、一部負担金は安くなる。

です。

 

初診や久しぶりの再診などで3ヶ月以内の来局がない場合や、お薬手帳を持参していない場合の調剤基本料1は57点で、3ヶ月以内に持参がある場合は43点となり、

金額に直すと40円程度安くなります。

 

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 手帳に記録する薬剤の情報は、副作用が懸念されるものだけで構わない。

副作用に関わらず調剤された薬剤の情報が全て載っています。

選択肢2. 電子版の手帳については、要件を満たしていても、紙媒体の手帳とは違う。

電子版の手帳と紙媒体の手帳は同じ扱いです。

選択肢4. 災害時の避難や救急搬送の時は、緊急時なのでお薬手帳は持参しない。

災害時等にも普段服用している薬剤の有無をすぐに判断することができるので常に持ち歩くことが推奨されます。

選択肢5. 保険薬剤師は、お薬手帳は確認せずに、急いで調剤する。

アレルギーや持病の有無、薬剤の種類や服用量の変化などを調べるため急いでいる時でも必ず確認します。

参考になった数0