調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2021年10月公開問題
問11
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問題
調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2021年10月公開問題 薬学一般 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
副作用として現れるショック(アナフィラキシー)について、次の文章のうち正しいものを選びなさい。
(a)うがい薬は咽頭粘膜ではほとんど吸収されないため、アナフィラキシーが起こることはない。
(b)発症後の進行が非常に遅いことが特徴である。
(c)適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難を生じることがある。
(d)アナフィラキシー様症状という呼称は、初めて使用した医薬品で起きる場合等を含み、その原因がアレルギーかどうかはっきりしない場合に用いられる。
(a)うがい薬は咽頭粘膜ではほとんど吸収されないため、アナフィラキシーが起こることはない。
(b)発症後の進行が非常に遅いことが特徴である。
(c)適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難を生じることがある。
(d)アナフィラキシー様症状という呼称は、初めて使用した医薬品で起きる場合等を含み、その原因がアレルギーかどうかはっきりしない場合に用いられる。
- a、b
- a、c
- b、d
- c、d
- a、d
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
アナフィラキシーとは、アレルギーを起こす物質が体内に入ることで起こります。
原因となる物質によって発症の時間は異なりますが、発症までの時間が非常に速いので迅速な対応が必要です。
症状は、
・全身のじんましん
・咳や喘鳴
・呼吸困難による窒息
・吐き気、下痢、腹痛などの消化器症状
などです。
対応が遅れると血圧や意識の低下を起こし、短時間で死に至ることもあります。
その他の選択肢については以下の通りです。
a.誤りです。うがい薬の成分にも、アナフィラキシーを起こす成分が含まれます。
b.誤りです。発症後の進行は非常に速いことが特徴です。
c.正しいです。
d.正しいです。
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02
正解は4番です。
・うがい薬は唾液や粘液によって食道へ流れてしまうため咽頭粘膜での吸収は少ないですが、アレルギー反応は微量の抗原でも生じることがあります。
・発症後の進行が非常に速やか(通常、24時間以内に急変する)なことが特徴です。
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03
正解は
(c)適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難を生じることがある。
(d)アナフィラキシー様症状という呼称は、初めて使用した医薬品で起きる場合等を含み、その原因がアレルギーかどうかはっきりしない場合に用いられる。
の2つです。
アナフィラキシーは急速に発現し、多くは皮膚症状や呼吸器症状が出ます。
アドレナリンの投与や気道確保などの適切な処置が遅れてしまうと、
致命的な転帰をたどる恐れがあります。
アナフィラキシー様症状という呼称は、アレルギー反応によるものかどうか分からない場合に使われますが、
現在はアナフィラキシーという表現でも良いことになっています。
(a)うがい薬であっても咽頭粘膜から吸収されるため、アナフィラキシーが起こる可能性は十分にあります。
(b)先述のように急速に進行します。
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