調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2021年11月公開問題
問7

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2021年11月公開問題 医療保険制度 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを選びなさい。

患者情報:74歳/国民健康保険(本人)

処方①
モーラスパップXR240mg 21枚(薬価:52.3円/枚) 1日1回貼付 1日用量1枚 右腕

処方②
モーラステープL40mg 21枚(薬価:33.6円/枚) 1日1回貼付 1日用量1枚 左足ふくらはぎ

処方③
フルティフォーム125エアゾール120吸入用 1瓶(薬価:5651.3円/瓶) 1日2回2~4吸入
  • 調剤基本料1:42点
  • 調剤料:20点
  • 薬剤料:746点
  • 湿布薬の処方には1日用量または投与日数が必要
  • 吸入薬の使用回数と吸入数が必要

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2番です。

この場合の調剤料の算定は同効成分の「モーラスXR」と「モーラスL」がは1調剤で調剤料は10点のみとなりますが、このケースでは「テープ剤」と「パップ剤」の別剤形として扱い、全体では3調剤の30点を算定します。外用薬の調剤料は1調剤につき10点で3調剤分まで算定します。

外用薬の指導や算定には「使用回数」「部位」などを必ず確認することが必要です。

参考になった数2

02

誤っているのは

調剤料:20点

です。

 

処方①と処方②については有効成分が同じですが、

剤形が異なるため別調剤とみなします。

そのため、全部で3調剤となるので10×3=30点が正しい調剤料です。

選択肢3. 薬剤料:746点

処方①
モーラスパップXR240mg 21枚(薬価:52.3円/枚) 1日1回貼付 1日用量1枚 右腕

52.3×21÷10=109.83

五捨五超入をして110点


処方②
モーラステープL40mg 21枚(薬価:33.6円/枚) 1日1回貼付 1日用量1枚 左足ふくらはぎ

33.6×21÷10=70.56

五捨五超入をして71点


処方③
フルティフォーム125エアゾール120吸入用 1瓶(薬価:5651.3円/瓶) 1日2回2~4吸入

5651.3×1÷10=565.13

五捨五超入をして565点

 

下線部を合計して110+71+565=746点です。

選択肢4. 湿布薬の処方には1日用量または投与日数が必要

湿布薬の処方には1日〇回、1日〇枚、〇日分、患部に貼付という形で記載されている必要があります。

選択肢5. 吸入薬の使用回数と吸入数が必要

吸入薬の処方には1日〇回〇吸入という形で記載されている必要があります。

参考になった数1

03

正解は2です。

 

 

調剤基本料1 42点

 

調剤料

外用3剤のため、

10+10+10=30点

 

薬剤料

52.3×21=1098.3 110点

33.6×21=705.6 71点

5651.3×1=5651.3 565点

計 746点

 

 

外用薬の用法には、使用回数や吸入数、部位などの記載が必要です。 

参考になった数1