調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2021年11月公開問題
問8

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2021年11月公開問題 医療保険制度 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを選びなさい。

患者情報:74歳/国民健康保険(本人)/3ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参

処方①
ラフチジン錠10mg「日医工」 2錠(薬価:13.3円/錠) 1日1回朝夕食後 60日分

処方②
グルベス配合錠 3錠(薬価:42.7円/錠) 1日3回 毎食前 60日分

処方③
メトホルミン塩酸塩250mgMT「DSPB」5錠(薬価:10.1円/錠) 1日3回 毎食前 60日分 不均等(122)
  • 薬学管理料:57点
  • 調剤料:172点
  • 薬剤料:1260点
  • 一部負担額:3,030円
  • 不均等服用とは、朝1錠、昼2錠、夜2錠など服用時点ごとの服用量が異なる投与方法である

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

調剤基本料1

42点

調剤料

31日以上が2剤のため 86+86=172点

薬剤料

13.3×2=26.6 

3点×60=180点

42.7×3+10.1×5=178.6

18点×60=1080点

計 1260点

3ヶ月以内に来局あり・お薬手帳持参のため、

薬剤服用歴管理指導料1

43点

合計点数 1517点

74歳のため2割負担となり、

1517×10×0.2=3034

10円以下は四捨五入のため

一部負担金:3,030

となります。

よって、誤っているのは 1.薬学管理料であり、正しくは、43点となります。

参考になった数2

02

誤っているのは
薬学管理料:57点

です。

 

3ヶ月以内に来局あり、おくすり手帳持参の場合薬学管理料は43点となります。

それ以外の場合に57点となります。

 

選択肢2. 調剤料:172点

31日以上の処方が2剤あるため、

86×2=172点です。

選択肢3. 薬剤料:1260点

処方①
ラフチジン錠10mg「日医工」 2錠(薬価:13.3円/錠) 1日1回朝夕食後 60日分

13.3×2÷10=2.66

五捨五超入をして3点。

60日分処方されているので3×60=180点

処方②
グルベス配合錠 3錠(薬価:42.7円/錠) 1日3回 毎食前 60日分
処方③
メトホルミン塩酸塩250mgMT「DSPB」5錠(薬価:10.1円/錠) 1日3回 毎食前 60日分 不均等(122)

 

(42.7×3+10.1×5)÷10=17.86

五捨五超入をして18点。

60日分処方されているので18×60=1080点

 

下線部を合計して180+1080=1260点です。

 

 

選択肢4. 一部負担額:3,030円

42+43+172+1260=1517

70歳以上75歳未満なので自己負担割合は2割となります。

1517×10×0.2=3034

10円未満は四捨五入するので3,030円となります。

選択肢5. 不均等服用とは、朝1錠、昼2錠、夜2錠など服用時点ごとの服用量が異なる投与方法である

処方③については、不均等服用であり、

この場合は朝1錠、昼2錠、夕2錠服用することになります。

参考になった数1

03

正解は1番です。

調剤基本料1を算定する保険薬局は、3ヶ月以内に来局しおくすり手帳を持参した場合、薬学管理料は43点を算定します。

不均等服用であっても、服用時点が同じ場合は1調剤となります。

参考になった数1