調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2021年11月公開問題
問9

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2021年11月公開問題 医療保険制度 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

調剤基本料1を算定する保険薬局が受け付けた処方箋を令和2年調剤報酬点数表を用いて算定した時、間違っているものを選びなさい。

患者情報:33歳/国民健康保険(本人)/3ヶ月以内に来局あり/おくすり手帳持参

処方①
フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「SANIK」 1錠(薬価:25.7円/錠) 1日1回朝食後 7日分
*フェキソフェナジン塩酸塩錠60mgについて、薬剤師が医師に疑義照会し「1錠 1日1回朝食後」を「2錠 1日2回朝・夕食後」に変更

処方②
マイザー軟膏0.05g 5g(薬価:15.6円/g) 1日2回塗布 体に
  • 調剤基本料1:42点
  • 薬剤服用歴管理指導料1:43点
  • 重複投薬・相互作用等防止加算(残薬以外):40点
  • 重複投薬・相互作用等防止加算は、薬剤服用歴に基づいて、重複投薬、相互作用の防止等の目的で、処方医に対して照会を行い、処方に変更が行われた場合に算定する。
  • 一部負担額:610円

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

調剤基本料1 42点

調剤料

内服薬 1~7日 28点

外用薬 1剤 10点 より、

28+10=38点

薬剤料

25.7×2=51.4円 

5×7=35点

15.6×5=78円

8×1=8点

計 43点

3ヶ月以内の来局あり・おくすり手帳持参より、

薬剤服用歴管理指導料1 43点

疑義照会により、処方内容変更のため、

重複投与・相互作用等防止加算2 40点

総点数 206点

206×10×0.3=618

一部負担金 620円

以上より、間違っているものは5 一部負担金であり、正しくは620円となります。

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02

誤っているのは

一部負担額:610円

です。

 

まず、薬剤料を計算します。

処方①
フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「SANIK」 2錠(薬価:25.7円/錠) 「1日2回朝・夕食後」7日分

25.7×2÷10=5.14

五捨五超入をして5点。

7日分処方されているので5×7=35点

処方②
マイザー軟膏0.05g 5g(薬価:15.6円/g) 1日2回塗布 体に

15.6×6÷10=9.36

五捨五超入をして9点

 

下線部を合計して35+9=44点

 

次に、調剤料は

内服薬(7日分以下)と外用薬が出ているので、

28+10=38点

 

これらを、調剤基本料1:42点、薬剤服用歴管理指導料1:43点

重複投薬・相互作用等防止加算(残薬以外):40点

と合計すると、

44+38+42+43+40=207点となります。

 

自己負担は3割なので、

207×10×0.3=621

10円未満は四捨五入をするので620円が正しい答えとなります。

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03

正解は5番です。

この処方箋の総点数は206点になります。負担割合は3割ですので、206点×10円×0.3=618円を四捨五入して620円が患者の一部負担金となります。

疑義照会とは、薬剤師が処方医に処方内容に疑問がある場合に確認をすることをといいます。例えば用法が添付文書と違う場合などがあります。その結果、処方内容が変更になった場合は重複投薬・相互作用等防止加算を算定します。

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