調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問77

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 薬学一般 問77 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5の薬剤の説明のうち、正しいものはどれか。1つ選びなさい。
  • シロップ剤とは液状のとろみのある薬で、内服薬のほか外用にも用いられる。
  • パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。
  • パップ剤とは湿布薬の別名である。
  • 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。
  • 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は

「パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。」

です。

 

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. シロップ剤とは液状のとろみのある薬で、内服薬のほか外用にも用いられる。

シロップ剤は液状の甘みのある薬で内服薬にのみ使われます。

選択肢3. パップ剤とは湿布薬の別名である。

パップ剤のことも指しますが、湿布薬にはテープ剤も含まれるため別名というわけではありません。

選択肢4. 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。

カエルの分泌物を原料としたセンソやクマの胆汁を原料としたユウタンなど動物由来の漢方薬も存在します。

選択肢5. 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

解熱鎮痛など全身作用を目的とした坐剤もあります。

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02

正しい記述は、「パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。」でした。

医薬品には様々な剤形があります。

保険請求上、適切な剤型を選択しないと正しい点数が請求できない場合もあるので覚えておく必要があります。

選択肢1. シロップ剤とは液状のとろみのある薬で、内服薬のほか外用にも用いられる。

誤った記述です。

シロップ剤は、糖や甘味料を含む液状の内服薬と定義づけられています。外用で使用する液体の薬剤は、リニメント剤や、外用液などがあります。

選択肢2. パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。

正しい記述です。

パップ剤は、水分を含んでいるため基剤自体も熱を吸収でき、消炎鎮痛効果に優れています。

選択肢3. パップ剤とは湿布薬の別名である。

誤った記述です。

パップ剤は湿布薬に含まれますが、湿布薬には、テープ剤(プラスター)などもありますので、イコールにはなりません。

選択肢4. 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。

誤った記述です。

生薬は植物由来のものが多いですが、動物、または鉱物由来の生薬もいくつか存在します。

選択肢5. 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

誤った記述です。

坐薬には痔の治療などで使用される局所に作用するものと、解熱鎮痛剤など粘膜を通じて全身に作用するものがあります。

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03

薬剤に関する問題です。

選択肢1. シロップ剤とは液状のとろみのある薬で、内服薬のほか外用にも用いられる。

誤りです。

シロップ剤は液状の甘味のある薬で、内服薬のみです。

選択肢2. パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。

正しい記述です。

選択肢3. パップ剤とは湿布薬の別名である。

誤りです。

パップ剤は湿布薬の一種です。パップ剤、プラスター剤を併せて湿布薬といいます。

選択肢4. 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。

誤りです。

生薬は天然由来のもので、漢方薬の原料となるものです。漢方薬は植物だけでなく動物の角なども使われます。そのため、生薬は漢方薬の原料となる天然由来の動植物です。

選択肢5. 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

誤りです。

文中の後半「局所作用を目的としている」の部分が誤りです。解熱鎮痛剤として用いられるものは全身作用です。

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