調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問95

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2022年8月公開問題 医療保険制度 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5の各種健康保険に関する文のうち、正しいものはどれか。1つ選びなさい。
  • 仕事で小型ボートを扱っている人も船に携わる仕事なので、船員保険の加入となる。
  • 国立大学の教授は教員に該当するので、法別番号「34」で始まる共済組合の加入となる。
  • 組合管掌に属する大企業に定年後もずっと働いている人であっても、年齢が75歳であれば、法別番号「06」で始まる組合管掌健康保険ではなく、後期高齢者医療保険の方に加入する。
  • 自衛官の家族は法別番号「07」で始まる自衛官等保険の加入となる。
  • 埼玉県警の警察官は地方公務員に該当するので、法別番号「32」で始まる共済組合の加入となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は

「組合管掌に属する大企業に定年後もずっと働いている人であっても、年齢が75歳であれば、法別番号「06」で始まる組合管掌健康保険ではなく、後期高齢者医療保険の方に加入する。」

です。

 

企業に従事していても75歳以上は後期高齢者医療保険に加入することとなっています。

 

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 仕事で小型ボートを扱っている人も船に携わる仕事なので、船員保険の加入となる。

船員保険に該当しない船舶として、5トン未満の船舶・湖、川、港のみを航行する船舶・30トン未満の漁船があります。

小型ボートは5トン未満と考えられるので船員保険には該当しません。

選択肢2. 国立大学の教授は教員に該当するので、法別番号「34」で始まる共済組合の加入となる。

国立大学の教授は国家公務員の扱いになるので、法別番号「31」の国家公務員共済組合の加入となります。

選択肢4. 自衛官の家族は法別番号「07」で始まる自衛官等保険の加入となる。

自衛官等保険の対象者は防衛省職員、自衛官、防衛大学学生です。

自衛官の家族は防衛省共済組合保険(法別番号「31」)に加入します。

選択肢5. 埼玉県警の警察官は地方公務員に該当するので、法別番号「32」で始まる共済組合の加入となる。

警察官やその家族は法別番号「33」の警察共済組合に加入します。

まとめ

船員保険、自衛官等保険、国家・地方公務員の保険は特に間違えやすいのでよく確認しましょう。

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02

正しい記述は「組合管掌に属する大企業に定年後もずっと働いている人であっても、年齢が75歳であれば、法別番号「06」で始まる組合管掌健康保険ではなく、後期高齢者医療保険の方に加入する。」です。

健康保険の分類についての問題です。

国民は国民皆保険によりなんらかの医療保険制度が使用できますが、様々な健康保険が存在し、所属する団体や立場により異なります。

選択肢1. 仕事で小型ボートを扱っている人も船に携わる仕事なので、船員保険の加入となる。

誤った記述です。

船員保険は、船員として船舶所有者に使用される人を対象にした保険です。

ただし以下の船舶は除くとされています。

(a) 総トン数5トン未満の船舶

(b) 湖・川又は港内のみ航行する船舶

(c) スポーツ又はレクリエーションの用に供するヨット又はモーターボート

(d) 30トン未満の漁船の一部

今回の設問ですと、(a)に該当すると思われ、対象外となります。

選択肢2. 国立大学の教授は教員に該当するので、法別番号「34」で始まる共済組合の加入となる。

誤った記述です。

法別番号34は公立学校共済組合、日本私立学校振興・共済事業団に該当します。

公立学校の教員や私立学校の教員が対象になります。

一方、国立大学の教員は、法別番号31の国家公務員共済組合が該当します

選択肢3. 組合管掌に属する大企業に定年後もずっと働いている人であっても、年齢が75歳であれば、法別番号「06」で始まる組合管掌健康保険ではなく、後期高齢者医療保険の方に加入する。

正しい記述です。

従業員が加入する健康保険は、原則75歳までの方を対象としています。

選択肢4. 自衛官の家族は法別番号「07」で始まる自衛官等保険の加入となる。

誤った記述です。

自衛官の保険は設問のような「07」の共済組合健康保険ですが、自衛官の業務の特殊性から、自衛官の家族は国家公務員共済組合に加入することとなっています。

選択肢5. 埼玉県警の警察官は地方公務員に該当するので、法別番号「32」で始まる共済組合の加入となる。

誤った記述です。

警察官は法別番号33の警察共済組合に該当します。

法別番号32は、地方公務員等の共済組合です。

共済組合健康保険主に公務員が該当します。

国家公務員、自衛官、地方公務員、警察官、私学の教職員が対象です。それぞれ職業により法別番号が分かれています。

平成29年度のデータでは約860万人が対象になっていると言われています。

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03

各種健康保険に関する問題です。

選択肢1. 仕事で小型ボートを扱っている人も船に携わる仕事なので、船員保険の加入となる。

誤りです。

船員保険は、船員として船舶所有者に使用される人であっても、総トン数5t未満の船舶や湖・川・港内のみ航行する船舶など対象外のものがあります。観光遊覧船は湖・川・港内のみ航行する船舶に該当するので、対象外です。

選択肢2. 国立大学の教授は教員に該当するので、法別番号「34」で始まる共済組合の加入となる。

誤りです。

国立大学の場合は教員であっても、法別番号「31」の国家公務員共済組合になります。

選択肢3. 組合管掌に属する大企業に定年後もずっと働いている人であっても、年齢が75歳であれば、法別番号「06」で始まる組合管掌健康保険ではなく、後期高齢者医療保険の方に加入する。

正しい記述です。

選択肢4. 自衛官の家族は法別番号「07」で始まる自衛官等保険の加入となる。

誤りです。

自衛官等の「07」で始まる共済組合はその勤務の特殊性から被保険者しかありません。自衛官等の家族は法別番号「31」で始まる国家公務員等共済組合の被扶養者です。

選択肢5. 埼玉県警の警察官は地方公務員に該当するので、法別番号「32」で始まる共済組合の加入となる。

誤りです。

警察官は法別番号「33」の共済組合の加入です。

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