調剤報酬請求事務技能認定 予想問題
2022年8月公開問題
問114 (薬学一般 問114)

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問題

調剤報酬請求事務技能認定試験 2022年8月公開問題 問114(薬学一般 問114) (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は薬物療法に関する説明である。誤っているものはどれか。1つ選びなさい。
  • 糖尿病の患者にインスリンを投与して治療することは原因療法である。
  • インフルエンザなどのワクチン接種は予防療法である。
  • 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。
  • 感冒の患者に投与する葛根湯エキスは対症療法である。
  • 筋緊張性頭痛の患者に投与するロキソニンは対症療法である。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているのは

「糖尿病の患者にインスリンを投与して治療することは原因療法である。」

です。

 

薬物による治療はその働きによって、原因療法、対症療法、補充療法、予防療法に分類されます。

 

原因療法は病気の原因を根本的に除去、抑制することを目的としています。

対症療法は病気の症状を抑えることを目的としています。

補充療法は体内で不足している成分を補うことを目的としています。

予防療法はその名の通り、病気にかからないための治療法です。

 

糖尿病はインスリンの分泌が上手くいかないことで起こる疾患です。

体内のインスリンを補充するために投与するので原因療法ではなく補充療法です。

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02

正解は「糖尿病の患者にインスリンを投与して治療することは原因療法である。」となります。

薬物療法は、大きく原因療法、対症療法、予防療法、補充療法に分けることができます。

原因療法:抗生物質など、疾患の原因となるものを抑えて治療する方法

対症療法:解熱剤、鎮痛剤など、症状を緩和させる方法

予防療法:ワクチン、予防接種など抵抗力を高める方法

補充療法:ビタミンや、今回の設問のようなインスリンなど不足しているものを補う方法

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03

薬物療法に関する問題です。

選択肢1. 糖尿病の患者にインスリンを投与して治療することは原因療法である。

誤っています。

糖尿病の患者にインスリンを投与して治療することは補充療法です。

選択肢2. インフルエンザなどのワクチン接種は予防療法である。

正しい記述です。

選択肢3. 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。

正しい記述です。

選択肢4. 感冒の患者に投与する葛根湯エキスは対症療法である。

正しい記述です。

選択肢5. 筋緊張性頭痛の患者に投与するロキソニンは対症療法である。

正しい記述です。

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