調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問155

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2023年3月公開問題 薬学一般 問155 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5の薬剤の説明のうち、正しいものはどれか。1つ選びなさい。
  • チュアブル錠とはかみ砕いて服用し、口腔粘膜に作用する外用薬である。
  • 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。
  • 外用薬は外皮に作用するものであり、湿布や座薬、点眼液などがそれに該当するが、口の中に入れて使うものはない。
  • 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。
  • パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。

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この過去問の解説 (2件)

01

正しい記述は、「パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。」でした。

医薬品には様々な剤形があります。

保険請求上、適切な剤型を選択しないと正しい点数が請求できない場合もあるので覚えておく必要があります。

選択肢1. チュアブル錠とはかみ砕いて服用し、口腔粘膜に作用する外用薬である。

誤った記述です。

チュアブル錠は設問の通り、水なしでかみ砕いて服用しますが、口からのみ込み、胃や小腸で溶けて吸収される薬なので、内用薬なります。

選択肢2. 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。

誤った記述です。

生薬は植物由来のものが多いですが、動物、または鉱物由来の生薬もいくつか存在します。

選択肢3. 外用薬は外皮に作用するものであり、湿布や座薬、点眼液などがそれに該当するが、口の中に入れて使うものはない。

誤った記述です。

該当する例として、トローチは口の中に入れて使用しますが、外用薬となります。

理由としては、口の中には入れますが口腔内や喉の粘膜に直接作用するので、外用薬となっています。

うがい薬も同様の理由で外用薬となります。

選択肢4. 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

誤った記述です。

坐薬には痔の治療などで使用される局所に作用するものと、解熱鎮痛剤など粘膜を通じて全身に作用するものがあります。

選択肢5. パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。

正しい記述です。

パップ剤は、水分を含んでいるため基剤自体も熱を吸収でき、消炎鎮痛効果に優れています。

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02

薬剤の説明に関する問題です。

選択肢1. チュアブル錠とはかみ砕いて服用し、口腔粘膜に作用する外用薬である。

誤りです。

チュアブルは水なしでかみ砕き、消化管で吸収される内服薬です。

選択肢2. 生薬とは植物を原料とした漢方薬である。

誤りです。

生薬は天然由来のもので、漢方薬の原料となるものです。漢方薬は植物だけでなく動物の角なども使われます。そのため、生薬は漢方薬の原料となる天然由来の動植物です。

選択肢3. 外用薬は外皮に作用するものであり、湿布や座薬、点眼液などがそれに該当するが、口の中に入れて使うものはない。

誤りです。

トローチは口の中に入れますが、外用薬です。

選択肢4. 坐剤は肛門から挿入するものと膣内に挿入するものとがあり、局所作用を目的としている。

誤りです。

文中の後半「局所作用を目的としている」の部分が誤りです。解熱鎮痛剤として用いられるものは全身作用です。

選択肢5. パップ剤とは水分を多く含むジェル状の軟膏を布やプラスチックフィルムに貼り付けたもので、消炎鎮痛を効能としている。

正しい記述です。

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