中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
財務・会計 問25
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
ポートフォリオ理論におけるリスクに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 安全資産とは、リスクがなく、期待収益率がゼロである資産のことである。
- 収益率が完全な正の相関を有する2つの株式へ分散投資しても、リスク分散効果は得られない。
- 同一企業の社債と株式への投資を比較すると、リスクが高いのは社債への投資である。
- 分散投資によって、リスクをゼロにすることができる。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は「収益率が完全な正の相関を有する2つの株式へ分散投資しても、リスク分散効果は得られない。」です。
不適切です。
安全資産は、期待収益率も小さい資産となりますがゼロではありません。
適切です。
記述の通りです。
不適切です。
リスクが高いのは株式への投資です。
不適切です。
分散投資によってリスクを軽減することはできますがゼロにすることはできません。
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02
ポートフォリオ理論についての出題です。
間違い
安全資産とはリスクフリーの資産となります。国債などが当たりますが、期待収益率はゼロではありません。普通預金でもわずかでも利子がつくこと考えればイメージがつくと思います。
正しい
完全な正の相関があるということは、その2つの株価は同じ動きをします。上がるときは同じに上がり、下がるときは同じに下がりますので、リスク分散の効果は無いです。
間違い
社債は債務ですから返済しなくてはならない借金です。株式は資本を募るために発行するものですから株式を所有することは会社を所有することです。株式は経営状態によっては株価や配当が低下するなど収益率のリスクは返済義務を負う社債よりも高いです(会社が債務不履行となって倒産するまで)。
間違い
投資をしている以上、どれだけ分散投資をしてもリスクがゼロになることはありません。
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