中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
経営情報システム 問14

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成28年度(2016年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

ものづくりにおいては、ロボット等の製造設備間の、ITの活用による「つながる」仕組みとそのセキュリティの実現が求められている。日本でも、一般社団法人日本ロボット工業会がORiN(Open Robot / Resource interface for the Network)を策定して推進している。最新版はORiN2である。これに関する記述として最も適切なものはどれか。
  • ORiN2はCAOを利用して、多様な制御装置や製造設備、各種アプリケーションを相互に接続する。
  • ORiN2は、ソフトウェアとハードウェアの標準化仕様である。
  • コネクタと呼ばれるインタフェースが制御装置のメーカ固有のインタフェースを変換するので、既存の制御装置のインタフェースをそのまま利用できる。
  • 通信プロトコルであるe-CAPは、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用している。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解1】

[1]適切

ORiN2はCAOを利用して、多様な制御装置や製造設備、各種アプリケーションを相互に接続します。

[2]不適切
ORiN2は、標準ミドルウェア仕様です。

[3]不適切

既存の制御装置のインタフェースをそのまま利用することはできず、CAOエンジン、CAOプロバイダを利用した接続が必要となります。

[4]不適切

通信プロトコルであるe-CAPは、XMLを用いず、HTTPのPOSTコマンドで通信をするため、SOAPは利用しません。

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02

ORiNに関する問題ですが、ORiN自体を知らないという受験生も多いと思われるため、正解することは難しいと考えられます。

選択肢1. ORiN2はCAOを利用して、多様な制御装置や製造設備、各種アプリケーションを相互に接続する。

正解の選択肢となります。

選択肢2. ORiN2は、ソフトウェアとハードウェアの標準化仕様である。

ORiN2は、ミドルウェアになります。

選択肢3. コネクタと呼ばれるインタフェースが制御装置のメーカ固有のインタフェースを変換するので、既存の制御装置のインタフェースをそのまま利用できる。

インタフェースの名称はプロバイダになります。

選択肢4. 通信プロトコルであるe-CAPは、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用している。

SOAPではXMLを利用しますが、e-CAPではXMLを利用しません

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