中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
中小企業経営・中小企業政策 問34
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成29年度(2017年) 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」は、国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、経営力向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行う中小企業・小規模事業者の設備投資等を支援するものである。
この施策の支援対象は、認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者であり、以下のいずれかに取り組む者である。
「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であり、( A )年で、「付加価値額」年率( B )%および「( C )」年率1%の向上を達成できる計画であること。
または「( D )」に基づく特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させる計画であること。
(設問)
文中の空欄AとBに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」は、国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、経営力向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行う中小企業・小規模事業者の設備投資等を支援するものである。
この施策の支援対象は、認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者であり、以下のいずれかに取り組む者である。
「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であり、( A )年で、「付加価値額」年率( B )%および「( C )」年率1%の向上を達成できる計画であること。
または「( D )」に基づく特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させる計画であること。
(設問)
文中の空欄AとBに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- A:2〜3 B:3
- A:2〜3 B:5
- A:3〜5 B:3
- A:3〜5 B:5
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は3です。
「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」の支援対象となるのは、認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者であり、以下のいずれかに取り組む者です。
「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であり、3~5年で、「付加価値額」年率3%および「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であること。
または「中小ものづくり高度化法」に基づく特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させる計画であること。
よって、空欄A、Bの組み合わせとして適切なのは、3です。
付加価値額とは、「付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費」です。この額を3~5年で年率3%向上させるような計画を立てることが求められています。
各選択肢の解説は次の通りです。
1→A:2〜3が誤りです。
2→A:2〜3 B:5 いずれも誤りです。
4→B:5が誤りです。
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02
革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金についての問題です。
この補助金は、経営力向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に取り組む中小企業・小規模事業者を支援するものです。
その取り組み方には、①「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」に示された方法で革新的なサービス創出やサービス提供プロセスの改善を行う方法と、
②中小ものづくり高度化法に基づく、特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させる方法の2つがあります。
①の場合の条件は、3~5年で、「付加価値額」年率3%および「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であることです。
正しい選択肢の組み合わせは A:3~5 B:3 です。
①の条件として求められているものは、経営革新計画における経営目標と同じです。
付加価値額は「 付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費 」で求めることができます。
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