1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 イ 問8

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 イ 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

リアクトルの設置に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。
  • 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。
  • 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。
  • 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

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この過去問の解説 (4件)

01

リアクトルは、

回路に直列に接続する。

また、

力率改善及び高調波抑制の効果があり

遅れ電流を発生させる。

参考になった数30

02

分路リアクトルは進み電流を補償し、無効電力の低減のため使用されます。

また遅れ電流を改善するため使用されるのが、進相コンデンサです。

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03

リアクトルには、直列リアクトル、分路リアクトル、消弧リアクトル、中性点リアクトル、限流リアクトルがあります。

このようなリアクトルに関する問題です。

選択肢1. 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。

〇 正しいです。

中性点リアクトルの動作で中性点と対地間に接続し、三相電力系統の地絡事故時に地絡電流を制限します。

選択肢2. 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。

× 誤りです。

交流回路に並列に設置され、分路リアクトルの働きで進相電流を補償します。

選択肢3. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。

〇 正しいです。

高圧進相コンデンサに直列に接続し、直列リアクトルの動作により、電圧波形のひずみを増大しないように抑制します。

選択肢4. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

〇 正しいです。

高圧進相コンデンサに直列に接続し、直列リアクトルの動作により、コンデンサ投入時の突入電流を抑制します。

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04

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

リアクトルは、進み電流を補償し抑制します。

選択肢1. 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。

適当です。

選択肢2. 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。

不適当です。

選択肢3. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。

適当です。

選択肢4. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

適当です。

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