2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2016年5月
問29 (学科 問29)
問題文
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2016年5月 問29(学科 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
- ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となる。
- 異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が-1の場合、ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの軽減)は得られない。
- 個別銘柄の要因で発生するリスクを、非システマティック・リスクという。
- システマティック・リスクは、ポートフォリオの組入れ銘柄数を増やしても低減しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.適切です。期待収益率は投資の結果、起こりうる確率を仮定して、それぞれの投資収益率で加重平均したものです。
ポートフォリオの期待収益率の場合は、各資産の投資している組入比率を加味して、加重平均した値となります。
2.不適切です。相関係数とは、ポートフォリオに組み入れられている証券同士の変動の関連性の強さを表す尺度のことです。-1から+1の範囲で、数値が小さいほどポートフォリオ効果が大きくなります。相関係数-1の場合は証券同士がまったく逆方向に動く為、リスクが軽減されることになります。
3.適切です。ポートフォリオのリスクには市場全体のリスクの影響を受けるシステマティック・リスクと、個別銘柄の要因によるリスクである非システマティック・リスク(アンシステマティック・リスク)があります。
4.適切です。システマティックリスクは、ほとんどすべての証券の価格に影響を及ぼす価格変動要因の為、組み入れ銘柄数を増やして分散投資しても低減できないリスクです。
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02
1.〇 「ポートフォリオの期待収益率」は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となります。
2.× 2資産間の相関係数が、「-1」の場合ポートフォリオを組成することによる分散投資の効果(リスクの軽減)は得られます。
3.〇 「個別銘柄の要因で発生するリスク」を、非システマティック・リスクといいます。
4.〇 「システマティック・リスク」は、ポートフォリオの組入れ銘柄数を増やしても低減しません。
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03
1.記載の通り、ポートフォリオの期待収益率は、ポートフォリオに組み入れた各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値となります。よって適切。
2.相関係数-1の場合は証券同士が逆方向に動くということなので、リスクが軽減されます。+1の場合は、同じ動きをするということです。よって不適切。
3.記載の通り、個別銘柄の要因で発生するリスクを、非システマティック・リスクと言います。また市場全体の影響を受け発生するリスクを、システマティック・リスクと言います。よって適切。
4.記載の通り、システマティック・リスクは、ポートフォリオの組入れ銘柄数を増やしても低減しません。よって適切。
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