FP2級の過去問
2017年1月
学科 問10

４が正解です。

当座比率は、当座資産÷流動負債×100（％）
流動比率は、流動資産÷流動負債×100（％）
という計算式になります。

【正解 4】

まずは言葉の意味を知りましょう。

【当座比率】
当座資産という現金化しやすい資産(現金預金、有価証券、受取手形、売掛金など)の合計の流動負債に対する割合のことです。
当座比率＝当座資産÷流動負債×１００(％)となります。

当座比率は1年以内の支払能力を知る為に用いられます。


【流動比率】
流動資産という、原則1年以内に回収される資産（当座資産や棚卸資産）と流動負債との割合のことです。
流動比率＝流動資産÷流動負債×１００(％)となります。

流動比率が高いほど、短期的な支払能力があると判断されます。

上記を踏まえると［4］の算式が正しいといえます。

流動比率、当座比率は、財務分析の指標の一つで、会社の短期的な支払能力を表す指標です。
当座比率のほうが、さらに短い期間での支払能力を表す指標です。
それぞれ次の算式で分析することができます。
・流動比率(％)＝流動資産／流動負債×100
・当座比率(％)＝当座資産／流動負債×100
　（↑当座資産とは短期的に現金化できる資産のことです）

選択肢から判断します。
資料より：当座資産は、現金・預金、受取手形、売掛金、有価証券です。
このことから、選択肢１、２は不適切なので、当座比率は該当しません。

流動比率にあてはめてみます。
　資料より：流動資産300と流動負債200が確認できます。
　∴流動資産300／流動負債200×100=150%

よって、正解は4 となります。