FP2級の過去問
2017年1月
実技 問71

（ア）2,210　　（イ） 5　　（ウ）486が正解です。

・交通事故で死亡した場合に支給される保険金・給付金は以下の通りです。

＜資料／保険証券1＞

終身保険金額（主契約保険金額）　　　600万円

定期保険特約保険金額　　　　　　　　1,200万円

三大疾病保障定期保険特約保険金額　　300万円

傷害特約保険金額　　　　　　　　　　100万円

＜資料／保険証券2＞

死亡給付金（ガン以外による死亡）　　10万円

合計2,210万円（ア）

「三大疾病保障定期保険特約」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった際に保険金が支払われますが、特定疾病以外の原因でも、死亡や高度障害になった場合には保険金が支払われます。

傷害特約は、不慮の事故で死亡した場合に保険金が支払われます。

・肺炎で入院した場合、定期保険特約付終身保険から疾病入院特約の給付金が支払われます。

入院期間は14日ですが、支払いは5日目から日額5,000円の為、5,000円×10日間＝5万円（イ）です。

・ガンで入院・手術をした場合に支給される保険金・給付金は以下の通りです。

＜資料／保険証券1＞

三大疾病保障定期保険特約保険金額　　　　　　 300万円

疾病入院特約　　　　　0.5万円×16日間　　　　　8万円　

生活習慣病入院特約　　0.5万円×16日間　　　　　8万円

約款所定の手術　　　　0.5万円×40倍　　　　　 20万円　　　

＜資料／保険証券2＞

ガン診断給付金　　　　　　　　　　　　　　100万円

ガン入院給付金　　　　1万円×20日間　　　　20万円

ガン手術給付金　　　　　　　　　　　　　　 30万円

合計486万円（ウ）

(ア)2,210万円

資料の保険証券1より、死亡により支払われる保険金をみていきます。

・終身保険：600万円＋定期：1,200万円＋三大疾病：300万円＋傷害：100万円

　　　　　＝2,200万円

資料の保険証券2より、死亡により支払われる保険金をみていきます。

・死亡保険金：10万円

　　　∴合計2,210万円

(イ)5万円

資料の保険証券1より、肺炎で入院した場合支払われる給付金をみていきます。

・疾病入院特約：14日間の入院に対して「入院5日目から日額5,000円」なので

　　14日－4日＝10日分が支給日数となります。

　　よって、入院給付金は、日額5,000円×10日＝5万円

(ウ)486万円

資料の保険証券1より、ガンで入院・手術した場合支払われる保険金・給付金をみていきます。

・三大疾病300万円＋疾病0.5万円×16日間＋生活0.5万円×16日間×40(倍)

　＝336万円

資料の保険証券2より、ガンで入院・手術した場合支払われる保険金・給付金をみていきます。

・ガン診断100万円＋ガン入院＋1万円×20日間＋ガン給付金30万円＝150万円

∴336万円＋150万円＝486万円

よって、正解は（ア）2,210　　（イ） 5　　（ウ）486となります。

【正解 （ア）2,210　　（イ） 5　　（ウ）486】