FP2級の過去問
2017年5月
学科 問9

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2017年5月 学科 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<Ⅹ社の貸借対照表>に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 流動資産のうち、「現金及び預金」「売掛金」などの換金しやすい資産を当座資産という。
  • 負債の部において、1年以内に返済しなければならないものは流動負債となり、返済期間が1年を超えるものは固定負債となる。
  • 解答選択肢の画像
  • 解答選択肢の画像

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

1.〇 設問のとおりです。
流動資産のうち、即座の現金化が可能なものを当座資産といいます。
現金や預金、受取手形や売掛金などが当座資金にあたります。

2.〇 設問のとおりです。
負債においては、相対的に長期的なものを固定負債、短期的なものを流動負債といいます。
流動負債は、1年以内に支払期限が到来するものを指します。

3.〇 設問のとおりです。
流動比率とは、流動資産÷流動負債×100で表し、企業の短期的な支払い能力を示す指標です。
この比率が大きいほど、支払い能力が高いとされます。

4.× 誤りです。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100で表し、財務安定性の指標です。
この比率が高いほど、財務安定性に優れているとされています。
X社の自己資本比率は600÷1200×100=50%となります。

参考になった数9

02

4が正解です。

1.適切です。流動資産のうちでも、換金が容易な項目を当座資産といいます。現金・預金・受取手形・売掛金・有価証券・短期貸付金・未収金などが該当します。

2.適切です。流動負債とは、1年以内に支払期限が到来する債務です。なお、支払期限が1年を超える債務は固定負債(長期負債)といいます。

3.適切です。流動比率は「流動資産÷流動負債×100(%)」で計算します。流動比率が高いほど、財務の安全性が高いといえます。

4.不適切です。自己資本比率は「自己資本比率÷総資産×100(%)」で計算します。よって、X社の自己資本比率は「600(純資産合計)÷1,200(資産合計)×100=50%」です。

参考になった数8

03

【正解 4】

1.適切
当座資産とは、短期間で回収可能な資産のことです。
当座資産は「(流動資産−棚卸資産)÷流動負債×100」で当座比率を求めることができ、資金の安定性を測る指標にもなっています。

2.適切
負債の部において、1年以内に返済しなければならないものは流動負債となり、返済期間が1年を超えるものは固定負債となります。
資産の部でも同様に、1年以内に手元に入るものは流動資産となり、1年を超えるものは固定資産となります。

3.適切
流動比率とは短期的な支払い能力を測る指標で、
「流動資産÷流動負債×100」で求めることができます。

4.不適切
自己資本比率は、「自己資本÷総資本×100」で求めることができます。
X社の例だと、「600÷1,200×100」で50%となります。
純資産合計→自己資本
負債合計→他人資本
自己資本+他人資本=総資本となります。

参考になった数3

04

1.適切
流動資産は、当座資産、棚卸資産、その他の流動資産に分類されます。その中でも特に換金性が高い、現金・預金・受取手形・売掛金・短期保有の有価証券は当座資産に分類されます。

2.適切
負債は、流動資産と固定負債に分類されますが、1年以内に返済しなければならない負債を流動負債といい、返済期間が1年を超えるものを固定資産といいます。

3.適切
流動比率は次の計算式で求められます。
・流動比率:流動資産÷流動負債×100%
これを資料のデータにあてはめていきます。
・X社流動比率=500÷300×100%

4.不適切
自己資本比率は次の計算式で求められます。
・自己資本率=自己資本÷純資産×100
これを資料のデータにあてはめていきます。
・X社の自己資本比率=600÷1,200×100

よって、正解は4となります。

参考になった数3