FP2級の過去問
2017年5月
学科 問22

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問題

FP技能検定2級 2017年5月 学科 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

株式投資信託の一般的な運用手法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
  • 経済環境などマクロ的な視点から、国別や業種別などの配分比率を決定し、組み入れる銘柄を選定する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
  • 企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。
  • 株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1 . 適切です。
ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法は、パッシブ運用と呼ばれます。尚、パッシブとは消極的という意味です。

2 . 不適切です。
経済環境などマクロ的な視点から、国別や業種別などの配分比率を決定し、組み入れる銘柄を選定する手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれます。
ざっくりしたマクロな視点から、個別銘柄に絞るというイメージです。
尚、ボトムアップ・アプローチとは、様々な個別銘柄を調査分析した上で、組み入れる銘柄を決める手法のことです。細かいミクロな視点から個別銘柄を決定するというイメージです。

3 .適切です。
成長性(グロース)を重視するため、グロース投資と呼ばれます。

4 . 適切です。
割安(バリュー)と評価される銘柄に投資する手法のため、バリュー投資と呼ばれます。

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02

1.適切
パッシブ運用とは、あらかじめ定められたベンチマークの動きにできる限り連動することを目指す運用手法のことをいいます。

2.不適切
ボトムアップ・アプローチとは、銘柄選択を重視し、企業訪問などによって発掘した投資魅力の高い銘柄の積上げによって、ポートフォリオを構築していく運用手法です。設例はトップダウン・アプローチの説明です。

3.適切
グロース投資とは、現在の利益に対する株価が割高であっても、将来の成長によって、株価の上昇が期待できる銘柄に投資する運用手法のことです。

4.適切
バリュー投資とは、現在の資産価値や利益水準から考えられる株価より、実際の株価が割安と考えられる銘柄に投資する運用手法です。

よって、正解は2となります。

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03

2が正解です。

1.適切です。運用スタイルにはパッシブ運用とアクティブ運用があり、パッシブ運用はベンチマークの動きと連動した運用成績を目指す運用方法です。

2.不適切です。経済環境などマクロ的な視点から、国別や業種別などの配分比率を決定し、組み入れる銘柄を選定する手法は、トップダウン・アプローチといいます。
ボトムアップ・アプローチは、個別企業の調査や分析から投資判断をし、投資魅力の高い銘柄を選定して、ポートフォリオ構築を図る運用方法です。

3.適切です。株式の成長性(グロース)に着目する投資方法で、企業の売上高や利益の伸び率に着目して銘柄選択を行います。

4.適切です。株価の割安性(バリュー)に着目する投資方法で、現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に着目して銘柄選択を行います。

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