FP2級の過去問
2017年5月
実技 問67

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2017年5月 実技 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>は、大久保さんが購入を検討している新築一戸建ての広告(抜粋)である。この広告の内容等に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものを選びなさい。


(ア)□□線××駅からこの物件までの道路距離は、640m超720m以下である。
(イ)「新築」と表示することができるのは、建築後1年未満で、一度も居住の用に供されたことのない物件である。
(ウ)この物件を購入する場合、通常、宅地建物取引業者であるTK不動産に、媒介業務に係る報酬(仲介手数料)を支払う。
(エ)スーパーマーケット等の商業施設を広告に表示する場合、物件までの道路距離を明示することとされている。
問題文の画像
  • (ア)○  (イ)×  (ウ)○  (エ)×
  • (ア)○  (イ)×  (ウ)×  (エ)○
  • (ア)×  (イ)○  (ウ)○  (エ)×
  • (ア)×  (イ)○  (ウ)○  (エ)○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

(ア)× 640m超720m以下は誤りです。
徒歩所要時間は1分につき80mであり、端数は1分として切り上げて計算します。
駅から徒歩8分と記載があるため、正しくは560m超640m以下となります。

(イ)〇 設問のとおりです。
新築とみなされるのは、竣工後1年未満かつ未使用の物件です。

(ウ)〇 設問のとおりです。
取引形態が媒介の場合は、貸主と借主の間に不動産会社が入って契約をすることになり、仲介手数料が発生します。
また、媒介には宅建業の免許が必要です。

(エ)〇 設問のとおりです。
周辺の商業施設などを広告に表示する場合は、現に利用できる施設と物件との距離を明示する必要があります。

参考になった数12

02

正解は4です。

(ア)不適切です。
徒歩1分につき、80mとして計算します。
また、1分未満の端数は切り上げて表示します。
よって、この問題の場合「駅から徒歩8分」と記載がありますが、例えば7分0.0001秒の場合も「駅から徒歩8分」と記載されることになります。

つまり、
駅から徒歩7分0秒=7分×80m=560m
<「駅から徒歩8分」
≦駅から徒歩8分0秒=8分×80m=640m

すなわち、「駅から徒歩8分」は、560m超640m以下を指します。

(イ)適切です。
建築後1年未満で、一度も居住の用に供されたことのない物件でないと、「新築」と表示できません。一度でも居住の用に供された物件の場合は、建築後1年未満の場合でも「中古」と表示しなければなりません。

(ウ)適切です。
取引態様が「媒介」とあるため、この物件を購入する場合、通常、宅地建物取引業者であるTK不動産に、仲介手数料を支払うことになります。

(エ)適切です。
スーパーマーケット等の商業施設を広告に表示する場合、物件までの道路距離を明示する必要があります。

参考になった数8

03

正解は4です。

ア×…80m=徒歩1分で換算すると決まっていますので、560~640mとなります。
イ〇…築1年以内であっても、1度でも入居したら新築ではないということになります。
ウ〇…媒介、とは、仲介の意味ですので、売り主ではないことです。つまり不動産会社に媒介の手数料を払うことになります。
エ〇…物件までの実際の距離は明示する決まりになっています。

参考になった数2