FP2級の過去問
2017年5月
実技 問68

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問題

FP技能検定2級 2017年5月 実技 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に耐火建築物を建てる場合、建築面積の最高限度(ア)と延べ面積(床面積の合計)の最高限度(イ)の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこと。
問題文の画像
  • (ア)168m2  (イ)576m2
  • (ア)168m2  (イ)480m2
  • (ア)144m2  (イ)480m2
  • (ア)144m2  (イ)576m2

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この過去問の解説 (3件)

01

(ア)防火地域内で耐火建築物を建設する場合、10%の建ぺい率の緩和を受けることができます。
よって、建ぺい率は6/10+1/10=70%となります。
従って最高建築面積は、240㎡×70%=168㎡です。

(イ)容積率は、道路の幅員が12m未満である場合は、幅員×4/10又は6/10と、用途地域ごとの指定容積率の2つのうち値が小さい方を用います。
設問の場合、指定容積率は20/10=200%
道路幅員による容積率は6m×4/10=240%
よって、より値が小さい200%を容積率となります。
従って延べ面積は、240㎡×200%=480㎡です。

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02

正解は2です。

(ア)
建築面積の最高限度=敷地面積×建ぺい率
ですが、防火地域内にある耐火建築物の場合は、
建ぺい率が10%緩和されます。

この問題の場合、問題文に「耐火建築物を建てる場合」、資料に「防火地域」との記載があるため、防火地域内にある耐火建築物として建築面積の最高限度を算出します。

資料によれば、建ぺい率=6/10(=60%)のため、
建ぺい率を10%緩和(つまりプラス10%)すると、
建ぺい率=70%=7/10として計算します。

よって、敷地面積240㎡のため、
建築面積の最高限度=240㎡×7/10=168㎡
となります。

(イ)
延べ面積の最高限度=敷地面積×容積率ですが、
前面道路の幅員が12m未満の場合は、容積率が制限される可能性があります。

すなわち、指定容積率と前面道路の幅員×法定乗数を比べて、小さい方を容積率として、延べ面積の最高限度を算出します。

資料より、指定容積率=20/10です。
同じく資料より、
前面道路の幅員×法定乗数=6m×4/10=24/10です。
よって、指定容積率の方が小さいため、
延べ面積の最高限度=240㎡×20/10=480㎡
となります。

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03

正解は2です。

ア…資料から、防火地域で耐火建築物を建てるとわかります。
この場合は建蔽率が10%緩和されます。
従って
240㎡×(6/10+1/10)=168㎡

イ…指定容積率と、前面道路による容積率を比べて小さいほうが容積率の上限となります。

前面道路6m×住居系4/10=240%
指定容積率200%
よって、200%を使います。
このことから、240㎡×200%=480㎡となります。

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