FP2級の過去問
2018年1月
実技 問88
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問題
FP技能検定2級 2018年1月 実技 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
宮野清治さんは、民間企業に勤務する会社員である。清治さんと妻の真樹子さんは、今後の資産形成や家計の見直しなどについて、FPで税理士でもある阿久津さんに相談をした。なお、下記のデータはいずれも平成30年1月1日現在のものである。
設例
FPの阿久津さんは、住宅ローンの見直しについて清治さんから質問を受けた。住宅ローンの見直しに関する阿久津さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
設例
FPの阿久津さんは、住宅ローンの見直しについて清治さんから質問を受けた。住宅ローンの見直しに関する阿久津さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
- 「『借換え』をする際には、住宅ローンの借入先の金融機関を変更することになるので、抵当権の抹消や設定費用、事務手数料などの諸費用が必要になります。」
- 「『繰上げ返済』を下図の[返済額軽減型]で行うと、繰上げ返済額を元金( a )に充当することによって、対応する利息部分( b )が支払い不要になります。」
- 「『繰上げ返済』を下図の[期間短縮型]で行うと、繰上げ返済額を元金( c )に充当することによって、対応する利息部分( d )が支払い不要になります。」
- 「『条件変更』をすると、現在の住宅ローンの借入先の金融機関において、返済期間を延長することで月々の返済額の減額や、一定期間の月々の返済額を利息返済のみにすることができますが、月々の返済額を増額することはできません。」
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この過去問の解説 (3件)
01
住宅ローンを借り換えするにあたっては、新たに抵当権を設定するための登記費用や登記免許税のほかに、事務手数料などの諸経費が発生します。
2.適切
返済額軽減型は、返済期間をそのままにして、毎回の返済額を少なくする返済方法です。繰り上げ返済をした資金はすべて元金の返済に充てられるため、その元金の利息の支払いが不要となるので、返済額が少なくなる効果があります。
3.適切
期間短縮型は、返済額はそのままで返済回数を減らして返済期間を短くする返済方法です。繰り上げ返済をした資金はすべて元金の返済に充てられるため、その元金の利息の支払いが不要となるので、返済額が少なくなる効果があります。
4.不適切
条件変更は、借入先の金融機関において、返済期間を延長することで月々の返済額の減額や、一定期間の月々の返済額を利息返済のみにすることができますが、月々の返済額を増額することも可能となります。
よって、正解は4となります。
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02
[1]適切
借換えをする時は、抵当権の抹消や設定費用、事務手数料などの諸費用が必要になります。
したがって諸経費も加味し、効果があるかを見なければいけません。
[2]適切
返済額軽減型の繰上げ返済を行うと、繰上げ返済額の元金部分に対応する利息部分が支払い不要になります。
[3]適切
期間短縮型の繰上げ返済を行うと、繰上げ返済額の元金部分に対応する利息部分が支払い不要になります。
[4]不適切
条件変更は様々なパターンがあります。
返済が厳しく、返済期間を延長することで月々の返済額の減額することや、余裕がある時に月々の返済額の増額もすることができます。
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03
住宅ローンの借り換えをする際に、借入先の金融機関を変更することになります。
今までの借入先の抵当権を抹消し、新たな借入先の抵当権を設定する必要が生じるため、それに伴う登記費用や登録免許税などの諸費用が必要になります。
2.適切
「返済額軽減型」は、住宅ローンの返済期間はそのままで、毎月の支払額を軽減する返済方法です。
繰上げ返済額を元金に充当することで、その分の利息の支払いが不要になります。
3.適切
「期間短縮型」は、「返済額軽減型」と同じく繰上げ返済額を元金に充当し、その分の利息の支払いが不要になります。
住宅ローンの毎月の返済額はそのままで、返済期間を短縮する返済方法です。
4.不適切
住宅ローンの条件変更とは、借入先の金融機関は変更せずに返済する際の条件を変更することです。
返済期間を延長することで、毎月の返済額を減らしたり、利息返済のみにすることができます。
また、返済期間を短縮することで、毎月の返済額を増やすこともできます。
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