FP2級の過去問
2018年5月
実技 問70

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問題

FP技能検定2級 2018年5月 実技 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建てる場合の延べ面積(床面積の合計)の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件は一切考慮しないこととする。
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この過去問の解説 (3件)

01

建築物を建てる場合の延べ面積は、指定容積率と前面道路の幅員による容積率(法定乗数)と比べて小さいほうの容積率を使って算出します。
・指定容積率:30/10:300%
・法定乗数を前面道路は幅員の大きい9mとすることより
 9m×4/10=360%
したがって、小さいほうの300%とします。
・延べ面積の上限=500㎡×300%
        =1,500㎡

よって、正解は3となります。

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02

正解は3です。

問題文から、「建物を建てる際の延べ面積の最高限度を求めよ」ということなので
容積率の計算をしなければなりません。
(ちなみに建蔽率とは、建築物の敷地面積に対する建築面積の割合のことです)

前面道路の幅員が12m未満ですので
指定容積率か、計算式で求めた容積率のどちらか小さい方を採用します。

資料より、第一種住居地域とありますので
住居系の用途地域にかかる制限は4/10を用いて
前面道路の幅員9m×4/10=360%
(前面道路が2つ以上ある場合、一番大きな幅員を使います)

指定容積率は10/30=300%ですので
指定容積率の方が小さく、コチラを使います。

よって、500㎡×300%=1500㎡、が答えとなります。

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03

【正解3】

建築物を建てる場合の延べ面積(床面積の合計)を求めるには、容積率を用いて計算します。

前面道路(2以上あるときは幅員が最大のもの)の幅員が12m未満である場合、容積率は指定容積率と「前面道路の幅員×法定乗数」のいずれか低い方が限度となります。

本問では、
・前面道路の幅員は9m(9m>7m)
・指定容積率は300%(=30/10)
・前面道路の幅員×前面道路の幅員に対する法定乗数は360%(=9m×4/10=36/10)

となりますので、300%<360%より、容積率の限度は300%となります。

よって、延べ面積の上限は、500㎡×300%=1,500㎡

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