FP2級の過去問
2018年5月
実技 問92
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問題
FP技能検定2級 2018年5月 実技 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
孝幸さんは、生命保険の解約返戻金について、FPの佐久間さんに質問をした。佐久間さんが生命保険の解約返戻金相当額について説明する際に使用した下記のイメージ図のうち、一般的な低解約返戻金型終身保険の解約返戻金相当額の推移に係る図として、最も適切なものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
低解約返戻金型「終身保険」のイメージ図を選ぶ問題です。
終身保険(一生涯保障が続く)は矢印のように先がとがったイメージ図で表記されます。
一方、定期保険は保障が一定期間で終わりますので、
四角い箱のようなイメージ図になります。
従って、まず終身保険の図は2・3のどちらかであることがわかります。
2は、払込満了に向かって、なだらかに解約返戻金の線が伸びています。
払込満了後もそのまま解約返戻金が増え続けているのがわかります。
したがって、通常の貯蓄性をもった終身保険であることがわかります。
3は、払込満了前までは、解約返戻金を抑えてあり、
払込満了後は通常の終身保険同様、増え続けるイメージとなっています。
これが低解約返戻金型終身保険の特徴です。
ちなみに、1は養老保険、4は定期保険です。
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02
解約返戻金が、保険料の払込期間の経過に伴って増えていくことより養老保険の図と判断します。
2.不適切
解約返戻金が、保険料の払込期間に伴って、一定額までは増えていることより、終身保険の図と判断します。
3.適切
解約返戻金が、保険料払込期間経過後は保険金とほぼ同じ金額となっていることより、低解約返戻金型終身保険の図と判断します。低解約返戻金型終身保険は、解約返戻金が一般的な終身保険よりも低い終身保険となっています。
4.不適切
解約返戻金が少ないことより、掛け捨ての保険といわれている定期保険の図と判断できます。
よって、正解は3となります。
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03
低解約返戻金型終身保険とは、死亡保障・高度障害保障が「一生」続く商品です。
また、保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えることで、通常の終身保険よりも保険料を抑えることができ、保険料払込期間満了を過ぎると解約返戻率が上昇する、といった特徴があります。
以上の特徴から、3が適切です。
なお、1は養老保険、2は終身保険、4は定期保険のイメージ図となります。
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