FP2級の過去問
2018年9月
学科 問10
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問題
FP技能検定2級 2018年9月 学科 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<物品販売業A社の損益計算書>に関する次の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- (ア)売上総利益(イ)経常利益 (ウ)営業利益 (エ)税引前当期純利益
- (ア)売上総利益(イ)営業利益 (ウ)経常利益 (エ)税引前当期純利益
- (ア)営業利益 (イ)売上総利益(ウ)経常利益 (エ)税引前当期純利益
- (ア)売上総利益(イ)営業利益 (ウ)税引前当期純利益(エ)経常利益
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)売上総利益=売上高-売上原価
商品の合計額(売上高)から、商品の仕入や製造にかかった費用(売上原価)を引いて求めるのが売上総利益になります。企業が商品の売上でどのくらい儲かったかを表します。
(イ)営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費
売上総利益から広告費や人件費などの費用(販売費及び一般管理費)を引いて求めるのが営業利益になります。企業が本業でどのくらい儲かったかを表します。
(ウ)経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用
営業外収益には不動産賃貸料収入、為替差益などがあります。営業外費用には支払利息などがあります。企業が本業以外も含めてどのくらい儲かったかを表します。
(エ)税引前当期純利益 = 経常利益+特別利益-特別損失
特別利益には固定資産の売却益などがあります。特別損失には災害や盗難などによる損失などがあります。企業が当期にあった特別な出来事も含めてどのくらい儲かったかを表します。
当期純利益は、税金の影響も加味して企業が最終的にどのくらい儲かったかを表します。
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02
損益決算書は、上から下に基本的には差し引いていく流れです。
営業外収益や特別利益がある場合は、都度足します。
一番上は売上高、一番下が最終的な利益となります。
ア)売上総利益…売上高から売上原価を引いた額
イ)営業利益…売上総利益から販売費などを引いた額
ウ)経常利益…営業利益から営業外費用を引いた額
エ)当期純利益…決算書から全てを差し引き(必要な場合は足す)結果に判明する純利益
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03
売上高から売上原価を差し引いた金額です。粗利とも呼ばれます。
(イ)営業利益
「売上総利益」からさらに売上を上げるためにかかった経費をから差し引いた金額を「営業利益」といいます。
本業で稼いだ利益を表します。
(ウ)経常利益
企業の本業と本業以外で稼いだ利益を表します。企業全体の財務力を把握することができます。
(エ)税引前当期純利益
臨時収入や臨時損失を加減した金額で法人税等を支払う前の企業の利益をを表します。
よって、正解は2となります。
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