FP2級の過去問
2019年1月
実技 問67

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問題

FP技能検定2級 2019年1月 実技 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に耐火建築物を建てる場合、建築面積の最高限度[ ア ]と延べ面積(床面積の合計)の最高限度[ イ ]の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこと。
問題文の画像
  • [ ア ]192m2  [ イ ]512m2
  • [ ア ]192m2  [ イ ]640m2
  • [ ア ]224m2  [ イ ]512m2
  • [ ア ]224m2  [ イ ]640m2

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解 3】

建築面積の最高限度は建ぺい率を使用します。
建蔽率6/10(60%)と記載されていますが、防火地域での建築の場合、建蔽率は+10%されますので、7/10(70%)となります。そのことを踏まえ計算すると、320㎡×7/10=224㎡となります。

延べ面積(床面積の合計)の最高限度は容積率を使用します。容積率は全面道路の幅員に対して制限があります。今回のケースですと、法定乗数4/10とありますので、幅員4m×4/10=16/10→160%となります。
指定容積率は200%とありますが、容積率は「指定容積率」と「全面道路の幅員×法定乗数」のどちらか小さいほうを使用しますので、今回は160%となります。計算すると320㎡×160%=512㎡

よって正解は、[ ア ]224㎡[ イ ]512㎡となります。

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02

【正解3】

[ア]<資料>の土地において、都市計画で指定する建ぺい率は60%ですが、防火地域内に耐火建築物を建てる場合、建ぺい率が10%緩和され、建ぺい率は60%+10%=70%となります。

よって、建築面積の最高限度は、
16m×20m×70%=320㎡×70%=224㎡

[イ]<資料>の土地の前面道路は4m<12mなので、容積率は、都市計画で指定する容積率(指定容積率)と「前面道路の幅員×法定乗数」のいずれか低い方が限度となります。

・指定容積率は、20/10(=200%)、
・前面道路の幅員×法定乗数は、4m×4/10=16/10(=160%)なので、
160%<200%より、容積率は160%となります。

よって、延べ面積(床面積の合計)の最高限度は、
16m×20m×160%=320㎡×160%=512㎡

以上より、[ア]224㎡[イ]512㎡

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03

正解は3.です。

建築面積の最高限度を求めるには、建蔽率を使用します。
※建蔽率とは、建築物の敷地面積に対する建築面積の割合のことを言います。

設問の場合は、建蔽率が6/10(60%)となっております。加えて、防火地域内の耐火建築物の場合は10%緩和されますので、敷地面積の70%が建築面積の最高限度となります。
320㎡ × 70% = 224㎡

延べ面積の最高限度は容積率を使用します。
容積率は「指定容積率」と「全面道路の幅員×法定乗数」のどちらか小さいほうを使用します。

設問の場合、法定乗数4/10とありますので、幅員4m×4/10=16/10→160%となります。また指定容積率は200%とあります。ですからこの場合は、160%という数字を使用します。

320㎡×160%=512㎡

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