FP2級の過去問
2019年5月
実技 問66

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問題

FP技能検定2級 2019年5月 実技 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>の債券を満期(償還)時まで保有した場合の最終利回り(単利・年率)を計算しなさい。なお、手数料や税金等については考慮しないものとし、計算結果については小数点以下第 4 位を切り捨てること。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと(解答用紙に記載されているマス目に数値を記入すること)。

<資料>
表面利率:年1.30%
買付価格:額面100円につき98.00円
発行価格:額面100円につき100.00円
償還までの残存年数:5 年
  • 1.534%
  • 1.634%
  • 1.734%
  • 1.834%

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解 3】

債権の年利を求めるには1年に得られる利率を購入価格で割ることで求められます。

買付価格が額面100円につき98.00円ですので、2円の利益がでます。償還までの残存年数が5 年あるので、1年あたりの利益は2円÷5年=0.4となります。
表面利率は年1.30%ですので、1.3+0.4=1.7となります。この数値を購入価格98で割り100を乗じます。
1.7÷98×100=1.73469となりますので、小数点以下第 4 位を切り捨て正解は1.734%となります。

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02

解答 3

利回りは以下の式で求められます。

年率利回り=利益÷投資元本÷運用年数✕100

償還時までには、利益は額面を下回る価格で買付したことによる利益と、金利によって得られる利益があります。

買付による利益は100円ー98円=2円です。
金利による利益は100円✕1.3%✕5年=6.5円です。
よって償還時までの5年間に2円+6.5円=8.5円の利益を得られます。

これを上記の利回りを求める式に当てはめます。

年率利回り=8.5円÷98円÷5年✕100≒1.734%(小数点第4位切り捨て)

5年間に得られる8.5円の利益は、言い換えれば1年あたり8.5円÷5年=1.7円の利益が得られることになりますので、それを元本98円で割り返すと年率の利回りが計算できます。

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03

【正解3】

債券を満期(償還)時まで保有した場合の最終利回りは、以下の計算式によって求められます。

最終利回り(%)
=(年利子+年間利益)÷買付価格×100
={年利子+(額面―買付価格)÷残存期間}÷買付価格×100

年利子は、額面×表面利率=100円×1.30%=1.3円、
買付価格は額面100円につき98円、償還までの残存年数は5年なので、年間利益は
(額面ー買付価格)÷残存期間=(100円-98円)÷5年=0.4円

よって、最終利回りは、
(1.3+0.4)÷98円×100
=1.73469…
→1.734%(小数点以下第4位切り捨て)

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