FP2級の過去問
2019年5月
実技 問65
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問題
FP技能検定2級 2019年5月 実技 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
西山さんはHE投資信託を新規募集時に500万口購入し、特定口座(源泉徴収口座)で保有して収益分配金を受け取っている。下記<資料>に基づき、西山さんが保有するHE投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<資料>
[HE投資信託の商品概要(新規募集時)]
投資信託の分類:追加型国内公募株式投資信託決算および収益分配:年1回
申込価格: 1 口当たり 1 円
申込単位: 1 万口以上 1 口単位
購入時手数料(税込み):購入金額1,000万円未満2.70%
:購入金額1,000万円以上2.16%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.620%
信託財産留保額: 1 口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
[西山さんが保有するHE投資信託の収益分配金受取時の運用状況( 1 万口当たり)]収益分配前の個別元本: 10,000円
収益分配前の基準価額: 13,000円
収益分配金: 2,000円
収益分配後の基準価額: 11,000円
・西山さんが、HE投資信託を新規募集時に500万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は( ア )円である。
・西山さんが保有するHE投資信託の収益分配金受領後の個別元本( 1 万口当たり)は( イ )円である。
<資料>
[HE投資信託の商品概要(新規募集時)]
投資信託の分類:追加型国内公募株式投資信託決算および収益分配:年1回
申込価格: 1 口当たり 1 円
申込単位: 1 万口以上 1 口単位
購入時手数料(税込み):購入金額1,000万円未満2.70%
:購入金額1,000万円以上2.16%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.620%
信託財産留保額: 1 口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
[西山さんが保有するHE投資信託の収益分配金受取時の運用状況( 1 万口当たり)]収益分配前の個別元本: 10,000円
収益分配前の基準価額: 13,000円
収益分配金: 2,000円
収益分配後の基準価額: 11,000円
・西山さんが、HE投資信託を新規募集時に500万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は( ア )円である。
・西山さんが保有するHE投資信託の収益分配金受領後の個別元本( 1 万口当たり)は( イ )円である。
- (ア)108,000 (イ) 8,000
- (ア)108,000 (イ)10,000
- (ア)135,000 (イ) 8,000
- (ア)135,000 (イ)10,000
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)
「販売手数料=投資信託の購入額×販売手数料率」であり、
・購入額は500万円(1 口当たり 1 円の投資信託を500万口購入)
・販売手数料率は2.70%(購入金額1,000万円未満)
となります。
よって、販売手数料は、500万円×2.70%=135,000円
(イ)
収益分配後の基準価額11,000円は、個別元本(10,000円)よりも高いため、分配後の個別元本は引き続き10,000円となります(なお、すべての分配金は普通分配金として課税されます)。
以上より、(ア)135,000円(イ)10,000円
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02
(ア)135,000
1 口当たり 1 円の投資信託を500万口購入しているので、購入時手数料(税込み)は「購入金額1,000万円未満2.70%」に該当します。
5,000,000×0.027=135,000となります。
(イ)10,000
個別元本とは購入時の金額で、複数回購入すると変動していきます。また基準価額とは投資信託の現在の価格のことを指します。
今回の購入回数は1回で、且つ基準価額が元本を上回っていますので、個別元本は購入時の10,000円となります。
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03
(ア)135,000円
西山さんはHE投資信託を500万口購入しました。その際の単価は、収益分配前の個別元本1万口あたり10,000円になりますので、購入金額は500万円になります。購入時の手数料は、1,000万円未満の2.70%が適用されますので
500万円✕2.70%=135,000円
となります。
(イ)10,000円
収益分配後の基準価額と個別元本とを比較します。
本設問では、収益分配後の基準価額が個別元本よりも高いので、収益分配金受領後の個別元本はそのまま10,000円となります。その場合の収益分配金は、いわゆる配当、「普通分配金」として支払われます。設問での収益分配金は、全額この普通分配金にあたり、課税対象となります。
逆に、収益分配後の基準価額が個別元本よりも低い場合には、収益分配後の基準価額が個別元本の額となります。収益分配後の基準価額と個別元本との差額は、「特別分配金」として支払われます。特別分配金は、投資した元本の一部払い戻しであり、非課税となります。
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