FP2級の過去問
2019年5月
実技 問71
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問題
FP技能検定2級 2019年5月 実技 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
千田次郎さん(47歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続し、かつ特約は自動更新しているものとし、次郎さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
・次郎さんが現時点で、肺炎で30日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・次郎さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため42日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を 1 回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・次郎さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
※約款所定の手術は無配当定期保険特約付終身保険および終身医療保険ともに該当するものである。
・次郎さんが現時点で、肺炎で30日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・次郎さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため42日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を 1 回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・次郎さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
※約款所定の手術は無配当定期保険特約付終身保険および終身医療保険ともに該当するものである。
- (ア)30(万円) (イ)1,070(万円) (ウ)3,900(万円)
- (ア)29(万円) (イ)1,099(万円) (ウ)3,820(万円)
- (ア)28(万円) (イ)1,089(万円) (ウ)3,820(万円)
- (ア)27(万円) (イ)1,100(万円) (ウ)3,620(万円)
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)28万円
<資料/保険証券1>
・疾病入院特約は入院5日目から支払われますので、5,000円✕(30−4)日=13万円
<資料/保険証券2>
・疾病入院給付金が入院1日目より支払われますので、5,000円✕30日=15万円
以上から、支払われる保険金・給付金の合計は、13万円+15万円=28万円
(イ)1,089万円
<資料/保険証券1>
・三大疾病保障定期保険特約保険金額より1,000万円
・疾病入院特約は入院5日目から支払わますので、5,000円✕(42ー4)日=19万円
・手術給付金として入院給付金日額の40倍が支払われますので、5,000円✕40倍=20万円
・生活習慣病入院特約が入院5日目から支払わますので、5,000円✕(42−4)日=19万円
以上保険証券1から、1,000万円+19万円+20万円+19万円=1,058万円
<資料/保険証券2>
・疾病入院給付金が入院1日目から支払われますので、5,000円✕42日=21万円
・手術給付金として10万円
以上保険証券2から、21万円+10万円=31万円
以上から、支払われる保険金・給付金の合計は、1,058万円+31万円=1,089万円
(ウ)3,820万円
<資料/保険証券1>
・終身保険金額 300万円
・定期保険特約保険金額 2,000万円
・三大疾病保障定期保険特約保険金額 1,000万円
・傷害特約保険金額 500万円
以上保険証券1から、300万円+2,000万円+1,000万円+500万円=3,800万円
<資料/保険証券2>
・死亡保険金 20万円
以上から、3,800万円+20万円=3,820万円
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02
(ア)次郎さんが現時点で、肺炎で30日間入院した場合(手術は受けていない)、以下の保険金・給付金が支給されます。
<資料1>
・疾病入院特約 5,000円×(30日ー4日)=13万円
<資料2>
・疾病入院給付金 5,000円×30日=15万円
よって、13万円+15万円=28万円
(イ)次郎さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため42日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を 1 回受けた場合、以下の保険金・給付金が支払われます。
<資料1>
・3大疾病保障定期保険特約保険金額 1,000万円
・疾病入院特約 5,000円×(42日ー4日)=19万円
・手術給付金 5,000円×40倍=20万円
・生活習慣病入院特約 5,000円×(42日ー4日)=19万円
よって、1,000万円+19万円+20万円+19万円=1,058万円…①
<資料2>
・疾病入院給付金 5,000円×42日=21万円
・手術給付金 10万円
よって、21万円+10万円=31万円…②
①、②より、1,058万円+31万円=1,089万円
(ウ)次郎さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、以下の保険金・給付金が支払われます。
<資料1>
・終身保険金額 300万円
・定期保険特約保険金額 2,000万円
・3大疾病保障定期保険特約保険金額 1,000万円
・傷害特約保険金額 500万円
<資料2>
・死亡保険金 20万円
よって、300万円+2,000万円+1,000万円+500万円+20万円=3,820万円
以上より、(ア)28万円(イ)1,089万円(ウ)3,820万円
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03
(ア)28(万円)
肺炎で30日間入院した場合(手術は受けていない)ですと疾病入院特約が適用されます。
疾病入院特約とは、病気により一定期間入院した場合に支払われる特約です。
〈保険証券1〉
疾病入院特約:5,000円×(30−4)=13万円
〈保険証券2〉
疾病入院特約:5,000円×30=15万円
13万円+15万円=28万円が給付されます。
(イ)1,089(万円)
初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため42日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を 1 回受けた場合の保険金、給付金合計は次の通りです。
〈保険証券1〉
疾病入院特約:5,000円×(42−4)=19万円
手術給付金:5,000×40=20万円
三大疾病保障:1,000万円
生活習慣病入院特約:5,000円×(42−4)=19万円
〈保険証券2〉
疾病入院特約:5,000円×42=21万円
手術給付金:10万円
合計で1,089万円となります。
(ウ)3,820(万円)
交通事故で死亡した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金合計は次の通りです。
〈保険証券1〉
終身保険金額:300万円
定期保険特約:2,000万円
三大疾病保障:1,000万円
傷害特約保険:500万円
〈保険証券2〉
死亡保険金:20万円
合計で3,820万円となります。
※三大疾病保障は死亡した場合、死因に関係なく支払われます。
※災害入院特約とは、「急激かつ偶発的な外来の事故」例えば火災や交通事故、スポーツ中での事故での入院の際に支払われる給付金です。
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