FP2級の過去問
2019年5月
実技 問96
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問題
FP技能検定2級 2019年5月 実技 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
<設例>
物品販売業(佐野商店)を営む自営業者の佐野俊彦さん(青色申告者)は、今後の生活のことや事業のことなどに関して、FPで税理士でもある落合さんに相談をした。なお、下記のデータは2019年4月1日現在のものである。
資料
下記<資料>は、俊彦さん(佐野商店)の2018年分の所得税の確定申告書に添付された損益計算書である。<資料>の空欄(ア)に入る俊彦さん(佐野商店)の2018年分の事業所得の金額の数値として、正しいものはどれか。
物品販売業(佐野商店)を営む自営業者の佐野俊彦さん(青色申告者)は、今後の生活のことや事業のことなどに関して、FPで税理士でもある落合さんに相談をした。なお、下記のデータは2019年4月1日現在のものである。
資料
下記<資料>は、俊彦さん(佐野商店)の2018年分の所得税の確定申告書に添付された損益計算書である。<資料>の空欄(ア)に入る俊彦さん(佐野商店)の2018年分の事業所得の金額の数値として、正しいものはどれか。
- 3,786,000
- 4,893,000
- 5,600,000
- 6,250,000
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この過去問の解説 (3件)
01
【正解3】
事業所得=売上(収入)金額ー売上原価ー必要経費で、佐野さんは青色申告者なので、青色申告特別控除額(65万円)が控除可能です。
よって、事業所得は
売上(収入)金額(①)ー売上原価(⑥)ー必要経費(㉜)ー青色申告特別控除額(㊹)
=29,280,000円ー17,487,000円ー5,543,000円ー650,000円
=5,600,000円
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02
個人事業主が青色申告で確定申告をする際には、損益計算書で課税の基礎となる所得金額を計算します。
次の順で計算をしていきます。
1. 売上−売上原価(期首棚卸高+仕入高−期末棚卸高)=粗利益
まず、売上から売上原価を差し引いて、粗利益を計算します。上記の表では①売上−⑦差引原価で粗利益、つまり儲けが計算できます。
29,280,000円−17,487,000円=11,793,000円
2. 粗利益−経費=事業利益
儲けから、掛かった経費(㉜経費計)を差し引いて、事業で得られた利益を計算します。
11,793,000円−5,543,000円=6,250,000円
3. 事業利益−各種引当金=純利益
事業で得られた利益から、貸倒引当金等があればこれらを差し引きます。これで最終的な純利益(㊸青色申告特別控除前の所得金額)が出てきます。設問では各種引当金に該当するものはありません。
4. 純利益−青色申告特別控除額=所得金額
純利益から、青色申告特別控除額を差し引いて、最終的な所得金額を計算します。
6,250,000円−650,000円=5,600,000円
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03
事業所得を求めるには、「売上(収入)」から「売上原価」と「経費」と「青色申告特別控除」を差し引くことで求められます。
※売上原価は資料の差引原価の値段になります。
よって下記のような式となります。
29,280,000円−1,7487,000円−5,543,000円−650,000円=5,600,000円が事業所得の金額となります。
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