FP2級の過去問
2019年9月
実技 問71
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問題
FP技能検定2級 2019年9月 実技 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
駒田香里さん( 45歳 )が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄( ア )~( ウ )にあてはまる数値の適切な組み合わせを選びなさい。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、香里さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
香里さんが現時点( 45歳 )で、
・突発性難聴で8日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・初めてガン(乳ガン・悪性新生物)と診断されて18日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
香里さんが現時点( 45歳 )で、
・突発性難聴で8日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・初めてガン(乳ガン・悪性新生物)と診断されて18日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
- ( ア ) 7 ( イ ) 120 ( ウ ) 100
- ( ア ) 8 ( イ ) 138 ( ウ ) 110
- ( ア ) 7 ( イ ) 176 ( ウ ) 110
- ( ア ) 8 ( イ ) 147 ( ウ ) 100
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、3です。
(ア)について
《資料/保険証券1》
・疾病入院給付金 5,000円 × 8日 = 4万円
・通院給付金 3,000円 × 10日 = 3万円
《保険証券1》から支払われる保険金は
3万円 + 4万円 =7万円
《資料/保険証券2》
・支払いの対象はありません
よって、(ア)は 7万円 となります。
(イ)について
《資料/保険証券1》
・疾病入院給付金 5,000円 × 18日 = 9万円
・女性疾病入院特約 5,000円 × 18日 = 9万円
・手術給付金 5,000円 × 40倍 = 20万円
《保険証券1》から支払われる保険金は
9万円 + 9万円 + 20万円 = 38万円
《資料/保険証券2》
・ガン診断給付金 100万円
・ガン入院給付金 1万円 × 18日 = 18万円
・ガン手術給付金 20万円
《保険証券2》から支払われる保険金は
100万円 + 18万円 + 20万円 = 138万円
支払われる保険金・給付金の合計金額は、2つの金額の合計です。
38万円+138万円=176万円
よって、(イ)は 176万円 となります。
(ウ)について
《資料/保険証券1》
・死亡保険金 100万円
《資料/保険証券2》
・死亡保険金 10万円
支払われる保険金・給付金の合計金額は
100万円 + 10万円 = 110万円
よって、(ウ)は 110万円 となります。
以上より、(ア)7 (イ)176 (ウ)110 となります。
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02
(ア)突発性難聴で8日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合
資料1:医療保険
・疾病入院給付金――5,000円×8日=4万円
・通院入院給付金――3,000円×10日=3万円
資料2:終身ガン保険
・保険金・給付金の支払はありません。
よって、4万円+3万円=7万円
(イ)初めてガン(乳ガン・悪性新生物)と診断されて18日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合
資料1:医療保険
・疾病入院給付金―――5,000円×18日=9万円
・女性疾病入院給付金―5,000円×18日=9万円
・手術給付金―――――5,000円×40倍=20万円
資料2:終身ガン保険
・ガン診断給付金―――100万円
・ガン入院給付金―――1万円×18日=18万円
・ガン手術給付金―――20万円
よって、(9万円+9万円+20万円)+(100万円+18万円+20万円)=176万円
(ウ)交通事故で即死した場合
資料1:医療保険
・死亡保険金――100万円
資料2:終身ガン保険
・死亡保険金――10万円
よって、100万円+10万円=110万円
以上より、(ア)7(イ)176(ウ)110
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03
(1)突発性難聴で入院した場合には、保険証券1の医療保険から以下の保険金が支払われます。
・疾病入院給付金
入院1日目から日額5,000円が保障されますので、
疾病入院給付金=5,000円×8日間=4万円
が支払わます。
・通院給付金
退院後の通院に限るという条件がありますが、設問はこれに該当します。通院1日目から日額3,000円が保障されますので
通院給付金=3,000円×10日間=3万円
が支払われます。
以上医療保険から7万円が支払われます。
(2)初めてガンと診断され、入院と手術を受けた場合には、保険証券1の医療保険と保険証券2の終身ガン保険からそれぞれ支払われます。
医療保険
・疾病入院給付金
入院1日目から日額5,000円が保障されますので
疾病入院給付金=5,000円×18日=9万円
が支払われます。
・女性疾病入院給付金
乳ガンは女性疾病の対象になります。入院1日目から日額5,000円が保障されますので
女性疾病入院給付金=5,000円×18日=9万円
が支払われます。
・手術給付金
設問では入院給付金日額の40倍の手術を受けていますので、
手術給付金=5,000円×40=20万円
が支払われます。
以上、医療保険からは
9万円+9万円+20万円=38万円
が支払われます。
終身ガン保険
・ガン診断給付金
設問は「初めてガンと診断されたとき」に該当しますのでガン診断給付金として100万円が支払われます。
・ガン入院給付金
入院1日目から日額10,000円が保障されますので、
ガン入院給付金=10,000円×18日=18万円
が支払われます。
・ガン手術給付金
ガンの手術を1回受けましたので、20万円が支払われます。
以上終身ガン保険からは
100万円+18万円+20万円=138万円
が支払われます。
よって、保険金と給付金の合計は
38万円+138万円=176万円
となります。
(3)交通事故で即死した場合には、保険証券1の医療保険と保険証券2の終身ガン保険それぞれ以下の保障が対象になります。
医療保険
・死亡保険金
死亡の理由については特に記載ありませんので、交通事故での死亡であっても100万円が支払われます。
終身ガン保険
・死亡給付金
交通事故はガン以外の死亡に該当しますので、10万円が支払われます。
以上保険金と給付金の合計は
100万円+10万円=110万円
となります。
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