FP2級の過去問
2019年9月
実技 問78
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
FP技能検定2級 2019年9月 実技 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
増田さん(68歳)の2019年分の収入等は下記のとおりである。増田さんの2019年分の所得税における総所得金額として、正しいものはどれか。
- 380 万円
- 320 万円
- 260 万円
- 235 万円
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は、4です。
《年金収入》について
老齢厚生年金と企業年金は公的年金等に係る雑所得となり、その所得金額は
「 公的年金等収入金額 − 公的年金等控除額 」で算出します。
公的年金等は320万円なので、公的年金等控除額は<速算表>より 120万円 とわかります。
320万円 − 120万円 = 200万円 …①
《生命保険の満期保険金》について
生命保険の満期保険金にかかる一時所得は、
一時所得 = 収入金額 − 収入を得るために支出した金額 − 特別控除額(50万円) で求めます。
また、総所得金額に算入される金額 = 一時所得の金額 × 1/2 になります。
設問の事例では、総収入金額が満期保険金の 300万円、支出金額は既払済保険料の 180万円 となります。
300万円 − 180万円 − 50万円 = 70万円
70万円 × 1/2 = 35万円 …②
①と②の2つの所得を合計した金額が増田さんの総所得金額となるため
総所得金額 = 200万円 + 35万円 = 235万円 となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
02
総所得金額を求めるには、年金収入は雑所得、生命保険の満期保険金は一時所得にあたりますので、それぞれの所得金額を算出した上で合計します。
まず年金収入ですが、2019年度の収入320万円の公的年金控除額は120万円となりますので、
雑所得=320万−120万=200万(円)
となります。
次に生命保険の満期保険金ですが、一時所得は次の式で求められます。
一時所得=収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除額(50万円)
既払込保険料が「収入を得るために支出した金額」にあたりますので、
一時所得=300万−180万−50万=70万(円)
となります。
一時所得は、その1/2の金額を他の所得と合計することで、総所得金額を求めますでの、
総所得金額=200万+(70万×1/2)=235万(円)
となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
老齢厚生年金および企業年金の収入は320万円は雑し所得に該当し、公的年金等控除額の速算表より控除額は120万円です。よって、
雑所得=320万円ー120万円=200万円
また、生命保険金の満期保険金300万円は、一時所得に該当します。よって、
一時所得
=300万円ー180万円ー50万円(特別控除額)
=70万円
したがって、総所得金額=200万円+70万円×1/2=235万円
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問77)へ
2019年9月問題一覧
次の問題(問79)へ