FP2級の過去問
2019年9月
実技 問86

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問題

FP技能検定2級 2019年9月 実技 問86 (訂正依頼・報告はこちら)

山岸さんは、有料老人ホームへの入居を検討しており、そのための資金として、5年後に1,500万円を準備したいと考えている。5年間、年利 1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
係数早見表を乗算で使用し、計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととする。
問題文の画像
  • 14,274,000 (円)
  • 14,124,000 (円)
  • 13,965,000 (円)
  • 14,265,000 (円)

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。

将来の目標額を用意するためにまとまった金額一定期間・一定利率で複利運用するためには、「現価係数」を用いて計算します。

設例より、年利1.0%、5年の現価係数は0.951ですので、
 15,000,000円 × 0.951 = 14,265,000円


よって、現在必要な資金は 14,265,000円 です。

参考になった数1

02

4が適切です。

係数早見表にはファイナンシャル・プランニングにおいて必要な6つの係数が記載されています。

・終価係数
現在保有する資産の元本を、一定の金利で複利運用した場合、何年後にいくらになるかを算出します。

・現価係数
将来必要な額から、一定の金利で複利運用する場合に現在いくらの元本が必要かを算出します。

・減債基金係数
将来必要な額から、一定の金利で複利運用する場合に毎年いくらの積立が必要かを算出します。

・資本回収係数
現在の資産を一定の金利で複利運用しながら、一定の期間で取り崩す場合に、毎年いくらを受け取ることができるかを算出します。

・年金終価係数
ある金額を毎年積み立てながら一定の金利で複利運用した場合に、将来いくらになるかを算出します。

・年金現価係数
元本を複利運用しながら、毎年ある一定の金額を受け取るためには、いくらの元本が必要かを算出します。

本設問には現価係数を使用します。係数早見表の現価係数「5年後」の欄の係数「0.951」を用います。

1,500万円×0.951=14,265,000円

つまり、金利1%で複利運用しながら5年後に1,500万円を用意するためには、現在14,265,000円が必要になります。

参考になった数1

03

【正解4】

5年後に1,500万円を準備するにあたり、現在必要となる金額を求めたいので、「現価係数」を用います。

 将来の金額×現価係数=現在の金額

現価係数(5年間:年利1.0%)は0.951なので、
15,000,000円×0.951=14,265,000円

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