FP2級の過去問
2021年1月
学科 問9

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問題

FP技能検定2級 2021年1月 学科 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

日本学生支援機構の貸与型奨学金および日本政策金融公庫の教育一般貸付(以下「国の教育ローン」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
※「国の教育ローン」の返済期間は、令和4年(2022年)4月1日より「18年」以内になりました。
 この設問は、令和3年(2021年)に出題されたものですので、上記変更は反映されておりません。
  • 貸与型奨学金の一つである第一種奨学金の貸与を受けられるのは、国内の大学等に在学する特に優れた学生等であって、経済的理由により著しく修学に困難がある者とされている。
  • 国の教育ローンを利用するためには、世帯年収(所得)が申込人の世帯で扶養している子の人数に応じて定められた額以下でなければならない。
  • 国の教育ローンの融資金利は固定金利であり、返済期間は、母子家庭等の場合を除き、15年以内とされている。
  • 国の教育ローンの資金使途は、受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)と学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)に限定されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解4】

[1]適切
無利子の第一種奨学金の貸与を受けられるのは、国内の大学等に在学する特に優れた学生等であって、経済的理由により著しく修学に困難がある者とされています。

[2]適切
国の教育ローン(教育一般貸付)を利用するには、世帯年収(所得)が申込人の世帯で扶養している子の人数に応じて定められた額以下でなければなりません。

[3]適切
国の教育ローンの融資金利は固定金利であり、返済期間は、原則として15年以内(交通遺児・母子家庭は18年以内)とされています。

[4]不適切
国の教育ローンの資金使途は、受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)や学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)に加えて、在学のための下宿費用や通学定期券代等の費用への充当も可能です。

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02

【正解 4】

[1] 適切
日本学生支援機構の貸与型奨学金の一つである第一種奨学金の貸与には成績要件があります。
ただし教育一般貸付には成績要件はありません。

[2] 適切
国の教育ローンの利用要件には、世帯年収に係る基準が設けられています。
ただし扶養している子の人数に応じて世帯年収の上限額が引き上げられます。

[3] 適切
国の教育ローンの融資金利は固定金利であり、返済期間は最長15年となっています。

[4] 不適切
国の教育ローンの資金使途は、入学金などの学校納付金に限定されておらず、受験費用や住居費などに充てることができます。

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03

【ライフプランニングと資金計画】

教育資金についての問題です。

1.〇

日本学生支援機構の第一種奨学金の貸与を受けられるのは、国内の大学等に在学する特に優れた学生等であって、経済的理由により著しく修学に困難がある者とされています。

無利息で貸与される為、狭き門になってます。

2.〇

教育一般貸付を利用するためには、世帯年収(所得)が申込人の世帯で扶養している子の人数に応じて定められた額以下でなければなりません。

学業成績は問われないので、家庭の金銭の都合により学校に行けない者を救済するものというイメージです。

3.〇

国の教育ローンの融資金利は固定金利であり、返済期間は、母子家庭等の場合を除き、15年以内とされています。

在学中は利息分のみの返済が可能です。

4.×

国の教育ローンの資金使途は、

・受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)

・学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)

学生の住居等

にも使えます。

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