FP2級の過去問
2021年1月
学科 問17

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問題

FP技能検定2級 2021年1月 学科 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

任意加入の自動車保険(保険期間1年)のノンフリート等級別料率制度に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  • 自動車同士の衝突によって対人賠償保険および対物賠償保険の保険金が支払われる場合は、3等級ダウン事故となる。
  • 人身傷害(補償)保険の保険金のみが支払われる場合は、1等級ダウン事故となる。
  • 搭乗者傷害保険の保険金のみが支払われる場合は、等級据え置き事故となる。
  • 自動車の盗難により車両保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解1】

[1]適切
対人・対物事故により、自動車保険を使用した場合は、3等級ダウン事故となります。

[2]不適切
人身傷害(補償)保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

[3]不適切
搭乗者傷害保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

[4]不適切
自動車の盗難により車両保険の保険金のみが支払われる場合は、1等級ダウン事故となります。

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02

【正解 1】

ノンフリート等級別料率制度とは、前契約期間の事故の有無や件数などによって次契約期間に適用する等級(1〜20等級)が決まり、保険料が割引・割増される制度です。
事故の種類については下記の通りです。

・ノーカウント事故
事故件数にカウントされない事故です。
搭乗者傷害保険、人身傷害保険、ファミリーバイク特約などで保険金が支払われた事故が対象となります。

・1等級ダウン事故
火災、爆発、窓ガラス破損、盗難、台風、洪水など偶発的な事故が対象となります。

・3等級ダウン事故
ノーカウント事故、1等級ダウン事故以外の事故のことをいいます。

※等級据え置き事故
旧等級制度の等級据え置き事故は廃止され、現在は1等級ダウン事故として扱われています。

[1] 適切
対人賠償、対物賠償に関わる自動車事故は、3等級ダウン事故となります。

[2] 不適切
人身傷害保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

[3] 不適切
搭乗者傷害保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

[4] 不適切
自動車の盗難による車両保険の保険金のみが支払われる場合は、1等級ダウン事故となります。

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03

【リスク管理:損害保険】

についての問題です。

1.〇

自動車事故を起こして他人や他人の物に被害を及ぼすと、対人賠償保険および対物賠償保険の保険金が支払われることになります。

対人賠償保険および対物賠償保険を補償対象となる場合は、3等級ダウン事故となり、翌年の等級が3等級下がります。

2.×

人身傷害(補償)保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

ノーカウント事故は保険請求がなかったものとみなし、翌年の等級は1等級上がります。

3.×

搭乗者傷害保険の保険金のみが支払われる場合は、ノーカウント事故となります。

ノーカウント事故は保険請求がなかったものとみなし、翌年の等級は1等級上がります。

等級制度の改正により現在は“等級据え置き事故“は存在しません。

改定前に等級据え置き事故とされていた補償対象は1等級ダウン事故とされてます。

4.×

自動車の盗難により車両保険の保険金のみが支払われる場合は、1等級ダウン事故となります。

翌年の等級は1等級ダウンします。

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