FP2級の過去問
2021年1月
実技 問74

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問題

FP技能検定2級 2021年1月 実技 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

加瀬卓也さんが契約している火災保険(下記<資料>参照)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、超過保険や一部保険には該当しないものとし、<資料>に記載のない特約については付帯がないものとする。また、保険契約は有効に継続しているものとする。
問題文の画像
  • 火災による損害の補償に関する建物の保険金額は、1,400万円で契約している。
  • 竜巻が原因で建物と家財が全損となった場合、合計で2,100万円の損害保険金が支払われる。
  • 洪水が原因で建物と家財が全損となった場合、補償の対象にならない。
  • 休日に卓也さんが自転車で走行中、誤って他人にケガを負わせた場合の法律上の損害賠償責任についても、補償の対象となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3です。

1、〇
「①火災、落雷、破裂・爆発」の欄の「建物保険金額」は1400万円が「〇」となっています。

2、〇
竜巻は風災に該当します。よって、「②風災、ひょう災、雪災」は建物・家財ともに補償が「〇」になっていますので、1400万円+700万円=2100万円の損害補償金が支払われます。

3、×
洪水が原因による災害は、水災に該当します。よって、「④水災」は、建物・家財ともに補償が「〇」になっていますので、補償の対象になります。

4、〇
自転車で走行中に誤って他人にけがを負わせた場合の法律上の損害賠償責任は、「個人賠償責任特約」によって補償されます。

参考になった数3

02

正解は 3 です。

1.適切です。火災保険証券の①火災、落雷、破裂・爆発で、建物の補償の有無は○になっており、保険金額は1,400万円と記載されています。

2.適切です。火災保険証券の②風災、ひょう災、雪災で、建物と家財の補償の有無はそれぞれ○になっており、保険金額は建物1,400万円・家財700万円と記載されています。
竜巻(風災)が原因で保険の対象が全損となった場合、1,400万円+700万円=2,100万円の損害保険金が支払われます。
ちなみに、免責金額(自己負担額)は0円と記載されていますが、仮に免責金額が5万円だったとしても、全損の場合は免責金額は差し引かれずに保険金が支払われます。

3.不適切です。火災保険証券の③水災で、建物と家財の補償の有無はそれぞれ○になっていますので、洪水(水災)で保険の対象が全損となった場合、補償の対象になります。

4.適切です。火災保険証券の「その他の補償・付帯している特約」の個人賠償責任特約で、補償の有無が○になっています。
個人賠償責任特約は、他人にケガをさせたり他人の物を壊してしまうなど、法律上の損害賠償責任が発生する事故に対して補償されます。

参考になった数2

03

正解は3です。

1.適切です。

保険証券内の保障内容①を参照すると、火災、落雷、破裂・爆発による建物の保険金額は1,400万円であることが記載されています。

2.適切です。

竜巻は風災に分類されます。保険証券内の保障内容②を参照すると、風災、ひょう災、雪災による建物の保険金額は1400万円、家財の保険金額は700万円であることが記載されています。よって合計2100万円の保険金が支払われます。

3.不適切です。

洪水は水害に分類されます。保険証券内の保障内容④を参照すると、建物と家財の両方が保障の対象であることがわかります。

4.適切です。

日常生活において自転車で相手に怪我を負わせた場合、その法律上の賠償責任は、個人賠償責任特約において補償されます。

参考になった数1