FP2級の過去問
2021年1月
実技 問75

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問題

FP技能検定2級 2021年1月 実技 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

杉山英雄さんが2020年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合における英雄さんの2020年分の所得税における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更は行われていないものとする。また、2020年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
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  • 28,700円
  • 50,000円
  • 68,700円
  • 74,900円

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

生命保険料控除の金額74,900円の算出手順は下記の通りです。

・契約日が2010年1月12日の終身保険:旧契約
  94,800円 × 1/4 + 25,000円 = 48,700円

・契約日が2017年9月14日の医療保険:新契約
  32,400円 × 1/2 + 10,000円 = 26,200円

→ 48,700円 + 26,200円 = 74,900円

旧契約と新契約がある場合、それぞれの控除額を計算して合計します。
ただし、新旧それぞれの控除額は下記の通り限度額が定められています。

【一般生命保険料】
旧契約のみ:50,000円
新契約のみ:40,000円
旧+新:40,000円

【介護医療保険料】
40,000円

【個人年金保険料】
旧契約のみ:50,000円
新契約のみ:40,000円
旧+新:40,000円

→旧契約と新契約それぞれの控除額の合計が、生命保険料控除額になります。
ただし、合計して120,000円が限度額です。

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02

正解は4です。

終身保険の契約は2010年の契約のため、旧契約による控除の対象となります。

2020年中に支払った額は94800円であり、これを提示されている計算式に当てはめると、

94800円 × 1/4 + 25000円 = 48700円 となります。

医療保険の契約は2017年の契約のため、新契約による控除の対象となります。

2020年中に支払った額は32400円であり、これを掲示されている計算式に当てはめると、

32400円 × 1/2 + 10000円 = 26200円 となります。

これら2つのの合計控除額は、

48700円 + 26200円 = 74900円 です。

控除の上限は合計12万円であるため、74900円全額が控除の対象となります。

参考になった数0

03

正解は、4です。

2つの保険のそれぞれの控除額を計算して生命保険料控除額を求めますが、契約日により、控除額の算出に使う速算表が異なります。

【終身保険について】
契約日が2010年1月12日なので、旧契約の速算表を使用します。年間支払い保険料は、94,800円なので「50,000円超 100,000円以下」にあたります。
式に当てはめると、
94,800円 × 1/4 + 25,000円 = 48,700円

【医療保険について】
契約日が2017年9月14日のため、新契約の速算表を使用します。年間支払保険料が、32,000円なので「20,000円超 40,000円以下」にあたります。
式に当てはめると
32,400円 × 1/2 + 10,000円 = 26,200円

よって、48,700円 + 26,200円 = 74,900円
正解は 74,900円 となります。

なお、旧契約と新契約が混在する場合の限度額は以下のようになっています。
《一般生命保険料》
旧契約のみ:50,000円
新契約のみ:40,000円
旧契約+新契約:40,000円

《介護医療保険料》
40,000円

《個人年金保険料》
旧契約のみ:50,000円
新契約のみ:40,000円
旧契約+新契約:40,000円

それぞれの控除額の合計が生命保険料控除額になります
ただし、合計額は120,000円以下となります。

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